傾聴力を伸ばしたい!効果的なトレーニング方法


傾聴力は、ちょっと意識するだけで、普段の会話の中でもトレーニングすることができます。ぜひ次の5つのポイントを参考にしてみてください。

 

・相手の話に相づちを打つ

・相手の言葉を繰り返す

・相手の視点に立った質問をする(あなたはどう思ったんですか?など)

・相手の感情に同調する

・相手の話を要約する

 

本当にささいなポイントばかりなのですが、これらのコツを組み合わせながら会話を組み立てていくことで、相手は「自分の話をしっかりと聞いてくれている」「自分を受け入れてくれている」と感じやすくなります。

 

まずは夫や子どもとの会話の中で、傾聴力のトレーニングを意識してみてください。相手の話し方や気持ち、そしてお互いの関係性そのものが変化していく様子を感じとれるはずです。

アドバイスを押しつけるのは傾聴力ではない


最後に紹介するのは、傾聴力を発揮する際に覚えておくべき注意点についてです。失敗しないためにも、ぜひ頭に入れておいてください。

 

まず傾聴とは、相手の気持ちに寄り添いながら「聞く」ためのスキルです。相手に意見を否定したり、何らかのアドバイスをしたりするためのスキルではありません。当然ですが、相手を評価するような言葉も避けてください。

 

自分の意見を押し付けようとする姿勢は、ごくわずかなサインであっても確実に相手に届いてしまいます。相手の心には反発心が生まれ、コミュニケーションがうまくいかなくなってしまう恐れもあります。

 

最初のうちは難しいかもしれませんが、「相手の立場に立つ」というトレーニングを繰り返し行うことで、意見を押し付けることも減っていくはずです。円滑なコミュニケーションを楽しむため、ぜひ意識してみてください。

 

文/佐藤仁美