2019.08.06
オリンピックが間近となって、スポーツに対する意識も高くなっていますよね。その影響からか、最近ではスポーツに関する資格も人気が高くなってきています。スポーツに関する資格はいろいろありますが、公的な資格と民間の資格があり、簡単に取得できるものも多くあります。
難易度の高い資格となると学校で学ぶ必要があったり、年齢制限がある場合もありますが、自分が楽しむための資格であれば、少し講習を受けるだけで取得できるものもたくさんあります。そこで今回は、いろいろなスポーツ資格についてご紹介します。
■自分が楽しむための資格
スポーツを行う上で、資格が必要なものもたくさんあります。マリンスポーツで手軽に楽しめるものとしては、シュノーケリングがあります。さらに本格的になると、スキューバダイビングになります。
シュノーケリングは誰でも楽しめるのですが、スキューバダイビングとなると資格が必要になってきます。
OWDという資格があるのですが、これはダイビングを始める前に取得できる資格で、体験などに参加する必要もありません。
OWDの資格では、2人以上のダイバーと一緒に18メートルの深さまでダイビングをすることが可能になります。一人で、またはさらに深くとなると、より上位の資格が必要になるのです。
空手や柔道、剣道といったスポーツでは、段位や級位があります。これも資格のひとつということがいえます。これらのスポーツをされている人にとっては、段や級が上がるのも楽しみの一つといえますよね。
このようにさまざまな資格があるのですが、こうした資格はそのスポーツを安全に楽しむ上で、最低限の知識や技量があることを認めるといった資格になっています。
個人で楽しむものに関しては民間の資格がほとんどのため、取得もそれほど難しくありません。
■プロとして必要になる資格
個人で楽しむ分には民間の資格で十分ですが、プロとしてやる場合には国家資格が必要なものもあります。
例えばボクシングがそうです。アマチュアでは必要ありませんが、プロとしてリングに上がるにはライセンスが必要になります。
野球やサッカーなどの場合、資格がなくても行うことができますが、しっかりとした技量がなければプロにはなれません。
過去の実績が評価されたり、入団テストを受けたりするのですが、プロとして採用されるということがある意味では、ライセンスに匹敵しているといえるかもしれません。
■指導者になるための資格
スポーツに関する資格で最も有効活用できるのが、指導者になるための資格ではないでしょうか。いわゆるインストラクターやトレーナーといった資格となります。
近年はなかなか運動する機会がなく、運動をしたり体を鍛えたりする場所としてフィットネスクラブやスポーツジムがあります。
これらの場所を指導を行うにも資格があります。日本体育協会の認定する指導員の資格です。
取得には講習の受講と試験のクリアが必要となります。日本体育協会の指定する大学などで学ぶことで、講習や試験の一部が免除されます。
つまり、体育系の大学などで学べる知識が必要になるということです。職業につながる資格なので、かなり本格的な学習が必要になります。
いろいろなスポーツにはその選手だけでなく、判定をする審判も必要になります。審判になるにはそのスポーツに関してのルールを熟知している必要があり、公正でなければなりません。
そのため、審判になるにも資格が必要となります。公式な試合となると資格を取得した審判員が必要になりますが、それだけで生活というのは難しいので、副業とし役立つ資格といえるでしょう。
■いろいろなスポーツで役に立つ本格的な資格
スポーツ選手、特にプロのスポーツ選手やアマチュアでも日本代表になるような選手の場合、その選手のサポートを行う裏方がいます。裏方の仕事の中には、資格が必要なものも多くあります。
近年注目されている資格として、理学療法士があります。リハビリ関連の資格なのですが、スポーツではどうしてもケガをしてしまうこともあります。
また、ケガの予防といったことも大切になります。こういった場合に役に立つ資格なのです。
国家資格のため単なる資格というわけではなく、免許となっています。ですから、理学療法士は有資格者でなければ名乗ることができないのです。
基本としては病院やクリニックなどに勤務するケースが多いのですが、必要とされる際はプロのチームに帯同したり、そのチームの一員となっている人もいます。
医療の現場が中心となる資格ですが、近年はスポーツとの結びつきも強く、スポーツに関連した資格ともいえます。
同様に鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師、柔道整復師などといった資格を取得しておけば、スポーツ選手のサポート、トレーナーとして、その知識や技術を有効活用することができます。
特にスポーツの現場でのケガの場合、資格があればその場で早急な手当てができることも可能です。
ケガの予防や疲労の回復を考えれば、アスリートをサポートする重要な資格となるのです。
■まとめ
スポーツに関する資格にはいろいろなものがあります。そのスポーツを行うために必要な資格もあれば、自分の現在の実力を測る資格もあります。
インストラクターの資格を取得するには、しっかりとした技術と知識が必要ですが、インストラクターにならずとも、自分の実力を測る意味で取得される方もいます。
他のジャンルの資格も同じですが、目的意識を持って難易度の高い資格にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。