■社会保険労務士

社会保険労務士は、人事労務、社会保険の専門家であることを示す国家資格です。「労働保険」や「社会保険」の手続き書類を作成・提出代行するといった作業のほか、労務管理や年金のコンサルタント、就業規則の作成なども行っていきます。 社会保険や労働に関する制度や手続きは、とても複雑なもの。間違いなくこなすためには、専門的な知識が求められます。このため、企業における社会保険労務士のニーズは非常に高く、未経験であっても資格がきっかけとなり、転職に結び付きやすくなると考えられます。 社会保険労務士の受験人数は、毎年50,000人前後で、合格率はその10%程度となっています。しっかりと準備をしておけば、出題される問題は、それほど難しいものではありません。しかし非常に幅広い分野の知識が問われるため、体力・気力を含めて十分に準備をしておく必要があるでしょう。

■日商簿記検定2級

女性に人気の仕事といえば、事務。魅力的な求人が出たときには、応募者が殺到し、倍率が高くなることも予想されます。こうした状況の中、未経験の状態で戦うのは、非常に不利な状況だと言わざるをえません。 だからこそ、ぜひ取得を検討したいのが、日商簿記検定2級です。実際の業務で役立つ会計や経理の知識を得ることができ、事務職としての基本知識が身についていることをアピールできます。 日商簿記検定には3級・2級・1級がありますが、転職時にアピール要素として使えるのは2級からだと言われています。事務職や経理職、会計事務所などに応募する際に有利なので、ぜひチェックしてみてください。