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部下と上司の板挟み! 全国の課長たちが平成で1番辛かったことは?

仕事

2019.05.15

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部長や経営者の指示を仰いだり、部下の育成などを一手に請け負う中間管理職“課長”。組織の上と下を繋ぐ重要な役職ですが、それだけに日々の仕事で抱えるストレスも少なくありません。現代の課長たちは、どのような戦いを強いられているのでしょうか。

 

課長たちが振り返る“平成”


今年4月に「株式会社JTBコミュニケーションデザイン」は、「平成の課長調査」の結果を発表。“令和”の時代に突入してからしばらく経ちましたが、平成の課長たちは様々な悩みを抱えていたようです。

 

同調査では、「平成時代の課長としての日々」を全国の課長たちに質問。最も多かったのが「ストレスが多い」と振り返った人で、46.8%にものぼりました。それ以降も2位「上司と部下の板ばさみになる(37.1%)」、3位「課長としてこれでいいのかと不安がある(34.0%)」、4位「忙しく、時間の余裕がない(32.6%)」、5位「課長は孤独である(32.1%)」とネガティブな回答が。また現代の若手社員に聞いた「平成時代の課長」についての質問も、「ストレスが多そうだ」と答えた人が38.5%でトップとなっています。

 

とにかくストレスを抱えがちな平成の課長たち。実際にネット上でも「課長職に降りかかるストレスが多すぎる」「社内の困りごとを一身に背負う役職だと思う」「どんな組織でも中堅って1番つらいよね」「とにかく“板挟み”の状態が本当にしんどい」「課長になってからちょっとハゲてきたかも」といった声が上がっていました。

 

人間関係に悩まされる課長たち…


今回の調査では、平成の課長たちに「やる気が失われた時期」についても質問。30代、40代、50代といずれの年代の課長も、「最近の5年間」がトップでした。ちなみにこれは、景気が大きく落ち込んだ「リーマンショック前後」と答えた人よりも多い割合。一体どのような理由で、やる気が失われてしまうのでしょうか。

 

1番多かったのは「職場の人間関係がよくなかった」で、30代37.5%、40代33.3%、50代38.5%。2位は年代によってばらつきがあり、30代「目標や夢がなかった(28.6%)」、40代「尊敬できる人がまわりにいなかった(31.9%)」、50代「尊敬できる人がまわりにいなかった(35.8%)」といった結果になっています。

 

実際に会社を辞めたいと思う課長クラスの会社員は多いようで、「元々人を使うのが苦手で、上の人に相談しても真面目にとりあってくれない…。この先やっていけるのだろうか」「会社の人間関係に疲れた」「仕事以外の面でのストレスが多すぎる。平社員に戻りたい」といった声が。また実例として、「先週急に課長が辞職して社内が騒然となった」とのエピソードも寄せられていました。

 

“課長”を魅力的な役職に!


以前放送された『クローズアップ現代+』(NHK)では、“課長”という役職の問題点を取り上げる場面が。「東京大学 大学総合教育研究センター」准教授の中原淳さんは、社内の問題解決を会社が課長個人に任せてしまうケースが多いと指摘。その上で「例えば悩みを語り合う場を設けたり、マネージャーどうしで設けたりですね、あるいはキャリアカウンセリング室などを充実させていくこと」「給与を含めて課長の職をもっともっと魅力的にしていくことが、今後求められていくんだと思います」と今後の展望を語っていました。

 

確かに「課長に昇進したくない」「管理職になるのはもうちょっと先でいいかな」「今の課長を見てると、とても“やりがい”のある役職だとは思えない」との声も多く、“大変な役職”というイメージが根強い模様。課長への出世を、手放しでは喜べない現状にあるようです。

 

“令和の課長”たちは、どのような環境で働いていくのでしょうか。中間管理職の人が働きやすい社会になることを祈るばかりです。

 

文/古山翔

 

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