■精神的な疲れを癒す

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こうした状況に疲れて全てを投げ出したくなってしまうママは少なくないはずです。生活疲れを癒す為の考え方を見てみましょう。 先ほども少し触れましたが、母親は理想と現実とのギャップが激しい役割でもあります。 怒らずおおらかなママというのは実はフィクションの中にしか存在しないのかもしれません。 身近にいるママには優しくておおらかな人もいるかもしれませんが、自分がそうでないことで必要以上に悩む必要はないのです。 例えばママは子どもが病気になったらすぐに気づきますよね。通院や看病は大変ですが、ママが病気に気づいたからこそ子どもが元気になるのです。 体の異常などをうまく伝えられない小さな子どもにとって体調の変化に気づいてくれるママはかけがえのない存在です。ママがいなければ、ただの風邪でもこじらせてしまっていたかもしれません。 当たり前のようにやっていることにも実はすごいことがたくさんあります。子どもの病気はトラブルではありますが、子どもの病気に気づいただけでも偉いと思ってよいのではないでしょうか? 職場でも子育てをしながら働くのは大変です。会社が育児について十分に配慮した制度を用意していても育児に積極的に関わるのは女性という状況ですから、心が休まる暇がないという人も多そうですね。 ですが仕事と育児と家事をすべてやろうと思うこと自体が実はすごいのです。自分を十分に褒めてあげましょう。 精神的な疲れを解消するために時々は遊ぶために出かけたり、旦那さんやベビーシッターなどを有効に利用してみるなどの選択肢があります。もうだめだと思う前に使ってみましょう。

■肉体的な疲労を癒す

生活疲れは肉体的な疲労からも感じられます。例を挙げると子育て中の親がぐっすり眠れません。 子どもが夜泣きをすればすぐに寝かしつけなければなりませんから、一晩ぐっすり寝ることもできなくなります。 子どもが大きくなれば夜泣きはなくなるのですが、つい子どもが夜泣きをしているような予感がして目覚めてしまう人も少なくないのだそうです。子どもが一人で眠れるようになったらなったで夜中にトイレに起こされてしまったりと、子を持つ親は睡眠で疲労を回復しにくくなります。 もし直接的な原因ではなくストレスや不安で眠れないようなことになったら心療内科を受診してみることをおすすめします。睡眠の質が高くなる薬を処方されることもありますので、不眠の傾向が見られたら眠れずに悩んでしまう前に受診してみましょう。 積極的に肉体疲労を癒す行動をとるのも大切です。といっても大それたことではありません。子どもがお昼寝している間は自分もゴロゴロしてみたり、居眠りするなどをしてもよいのです。 子どもが寝ると待ってましたとばかりに自宅でできる作業をしてしまう人もいますが、疲れを感じたときは休憩を優先させましょう。 土日祝日に旦那さんが家にいるようならマッサージや温泉施設に行ってみましょう。肉体的な疲労が溜まっていると仕事に行くのも億劫になってしまいます。 働きながら毎日家事をするのが大変だと感じたら少しペースを落としても大丈夫です。全てを投げ出したくなってしまう前に時々は休憩を入れて長い道のりを歩んでいきましょう。