週末起業のデメリット


週末起業をするにあたって一番大変なことは、プライベートな時間が減ってしまうことでしょう。実際、アイデアや能力があっても時間がなくて起業できないという方がほとんどなのではないでしょうか。

 

プライベートな時間がなくてもいいという人でも、本業の仕事はそのままで働くことになるので、例えば睡眠時間が削られたりして体調を崩しやすくなる可能性も。

 

もう一つ面倒なのが手続きです。税務署に開業届を提出したり、確定申告の時期はさらに業務が増えて忙しくなります。開業届を提出すると個人事業主扱いとなりますので、本業を退職した時に失業保険の受給資格がなくなることもあります。せっかく雇用保険を払ってきたのにもらえないなんて残念ですよね。

 

また週末や退社後などの限られた時間ですので、やれることは限られてしまいます。そのため、どんなにアイデアがよくても失敗しやすいことが挙げられます。

 

デメリットをまとめると以下になります。

 

・プライベートな時間が減る

・体調管理が困難になる

・開業の手続きや確定申告が面倒

・失業保険を受けられない可能性がある

・限られた時間なので仕事内容に制限がかかる

 

やはりいいことばかりではないですよね。メリットと比べて、自分が何を優先するのか決めていきたいものです。

書類申請はハードルが下がってきている


確定申告などはfreee株式会社などが出している副業企業者向けサービスを活用すると楽になります。開業届と青色申告承認申請書に関しては無料で、いくつかの質問に回答するだけで必要な書類がダウンロードできるようになっています。

 

印刷する時間を含めても所要時間は5分程度。あとは押印や日付を入れ、税務署に行かなくても返信用封筒を同封すれば郵送で大丈夫なのです。

 

freeeはクラウド会計ソフトの会社なので、有料とはなりますが確定申告でも頼ることができそうです。

 

ちなみに開業届を出した後でも、廃業届が提出できます。だから本業が退職になりそうで失業手当を受けたい場合には早めの段階で廃業届を出してしまうのも手です。また落ち着いたら開業届を出せばいいのですから。