注目のキーワード

注目のキーワード
コピーしました
お使いの端末は
この機能に対応していません

35歳以上のパワハラ被害者が8割以上!? 3人に1人が「退職」を選ぶ悲惨な実態とは

仕事

2019.03.12

20190312pawahara01「ミドルの転職」が、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「パワーハラスメント」についてアンケートを実施。精神的に追い込む“パワハラ”について、被害の実態が明らかになりました。

 

<合わせて読みたい人気記事>  どこまで信用できる? 職場の「セクハラ・パワハラ相談窓口」が不信感だらけ

 

パワハラ被害を経験した人は8割以上


パワハラ(パワーハラスメント)とは、業務の適正な範囲を超えて精神的・身体的苦痛を与える行為のこと。職務上の地位や人間関係など、職場内の優位性を背景にする場合が多く報告されています。

 

20190312pawahara02

20190312pawahara03

全回答者に「パワハラを受けたことがありますか?」と聞いたところ、82%が「ある」と回答しました。性別や年代別に見ても、パワハラ被害を受けた人の割合に差はありません。被害の内容では、「精神的な攻撃(公の場での叱責、侮辱、脅迫)」(66%)が最多。男女別にみると、女性からは「人間関係からの切り離し(隔離、無視、仲間はずれ)」(45%)、「過小な要求(仕事を与えない、程度の低い仕事を命じる)」(33%)、「個の侵害(プライベートに過度に立ち入る)」(27%)といった回答が目立ちました。

 

20190312pawahara04

次に「誰から被害を受けましたか?」と質問。最も多かったのは「同性・年上の社員」(75%)でした。女性は男性に比べて「異性・年上の社員」(40%)が多い傾向。全体的に「同僚」や「年下」の社員より、「年上」の社員から被害を受けた割合が高くなっています。

 

20190312pawahara05

「パワハラに対してどのような対策をとりましたか?」と尋ねたところ、第1位は「退職した」で35%。以下「気にしないようにした」(33%)、「パワハラをしてくる人とは別の上司や先輩に相談した」(31%)と続きます。「人事やハラスメント対応窓口などに相談」(19%)、「労働基準監督署など公的機関に相談」(9%)などの回答より、環境を変えたり我慢する方法を選択した人が多数派に。また「その他」(21%)と回答した方の中からは「成果を上げて見返した」、「録音してパワハラの証拠を集めた」、「異動希望を出し続けた」などの対策が挙げられました。

 

パワハラ被害をなくすにはどうすればいい?


調査ではパワハラのエピソードも多数。実際にあったパワハラの具体的な例をご紹介します。

 

「プライベートについて根拠もなく悪口を言われたり、詮索され続けた」(35歳女性)
「首をつかんで殴る、棒で叩くなどの暴力を振るわれた」(36歳男性)
「ほぼ毎日、夜中に非難のメールが長文で送られてくる」(36歳女性)
「子どもが体調不良でも休暇を認めてもらえなかった」(37歳女性)
「自身の機嫌が悪いと机を蹴ったり、物を投げつけるなど圧力をかける」(39歳男性)
「毎朝皆に聞こえるように叱責される。挙げ句、突然有無を言わさず解雇された」(41歳男性)
「椅子を蹴られ、作った書類を目の前でやぶり捨てられた。不可能な仕事を与えられ、時間がかかるとみんなの前で怒鳴られる」(41歳男性)
「ミーティングのスケジュールを知らされず、幾度も遅刻や不参加扱いにされた。飲み会に1人だけ呼ばれなかったり、事実と異なる評価を言いふらされた」(44歳女性)
「家族のことを馬鹿にされたり、『今すぐ屋上から飛び降りろ』などと脅された」(46歳男性)

 

20190312pawahara06

続いて「パワハラをなくすには、どんな方法が有効だと思いますか?」という質問には、「第三者機関によるチェック体制をつくる」(50%)が第1位でした。次いで同率で「厳罰化」(46%)、「パワハラの定義を明確にする」(46%)が第2位。個人ではなく、会社として対策を練ることを期待する人が多いようです。

 

20190312pawahara07

また「パワハラをする側になる可能性、または経験がありますか?」と聞いたところ、65%が「ない」と回答しました。一方「ある」と答えている人は29%で、約3割が「パワハラの加害者になっているのではないか」と不安を感じているようす。回答者からの「パワハラにならないよう気をつけていること」をご紹介しましょう。

 

「注意をする際は、他人の目に触れないところで。また理由を説明するようにしています」(35歳男性)
「仕事の指示をする時に『パワハラと感じるならすぐに改めるので、教えてほしい』と伝えている」(35歳女性)
「指摘すべき内容をあらかじめ列挙し、それ以外のことは言わない。大前提として声を荒げない」(39歳男性)
「日頃からの信頼関係の構築が大切だと思います。年上であれ年下であれ対等と思い、相手の言葉をよく聞くことが大切」(39歳女性)
「感情的にならない。感情的になりそうな時は、一旦冷静になる」(44歳男性)
「教育のつもりが批判にならないよう改善点を提案し、最終的には本人に委ねています」(45歳女性)

 

パワハラをなくす意識が高まり、さまざまなやり方で対応していることがわかりました。働きやすい環境づくりのために、よりパワハラへの理解を深めていく必要がありそうです。

 

■調査概要
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:「ミドルの転職」を利用する35歳以上のユーザー
有効回答数:2911名
調査期間:2018年12月28日~2019年1月31日

 

文/原田美咲

 

あなたにオススメの記事

仕事テーマ : 【ハラスメント】その他の記事

ハラスメント
もっと見る