2018.12.28
社会人になると、高確率で直面する“職場のトラブル”。中でも人間関係の問題は、仕事に対する一番のストレスになります。さらに会社内で「自分の悪口」を言われたら、転職も考えざるを得なくなるかもしれません…。
職場での陰口
とある女性は、職場の先輩が悪口を話している所に偶然遭遇してしまいました。よくよく聞いてみると、悪口の標的は彼女自身。その話を聞いた彼女は、「自分も反省するとこはあり気をつけよう…」と思ったそうです。しかしその後も先輩たちがこそこそ話しているのを見ると、「この話って自分のことなのかな?」と気にしてしまう彼女。悪口を言われても気にしないような、“強い精神”が欲しいと明かしていました。
彼女の心の叫びに、世の女性たちからさまざまな意見が。「どんなに綺麗で優秀な人でも、万人受けする人はいないんだから気にしなくて大丈夫だよ!」「悪口を聞いても言い返さないで、自分に非があると認められる時点であなたには強い精神が宿っていると思います」「嫌味ったらしい人はそれなりに不幸になるさ」「人の悪口で繋がってる女性同士は大して仲良くないから安心して!」「とりあえず気を強く持って、気にしないようにしましょう」「気にせずに仕事を真面目に終えて、美味しいご飯を食べるのが一番!」と励ましの声が続出しています。
悪口を言われたときの対応策
しかし悪口を言われたまま黙っていては、相手の陰口が悪化する一方。“少しでも仕返しするべき”と考える人たちからは、「とりあえずその先輩を嫌いになりましょう」「なんかあった時に『あの先輩にこんなこと言われて』と言いふらす用のネタにする」「コソコソ言ってると思ったら、大きな声で『また私の悪口ですかー!?』と叫んだことがある。ちなみに効果は抜群で一切悪口を言われなくなりました」「味方をつけるために、力ある人と仲良くしておくのおすすめだよ」と実体験を交えたコメントが上がっています。
いっぽうで“反撃はしないほうがいい”と思う人たちからは、「直接的に攻撃されないためにも、無視するのが一番だと思う」「適当なことを言われていないなら、下手に刺激しないのも一つの手かと」「理不尽な悪口なら指摘してもいいけど、内容にもよるかな」「仕返ししたら先輩たちと同じになっちゃうから、辛いだろうけどぐっと我慢」といった意見もチラホラ見られました。
職場環境の実態
悪口を言われた経験がある人は、意外にも多いようす。では実際に、世間の人たちはどれくらいの割合でトラブルにあっているのでしょうか。
法律分野を中心とした相談ソリューション企業「日本法規情報株式会社」は、職場環境に関するアンケート調査を実施。「現在の職場でトラブルはあるか」という質問に対して、8割近くの人が「職場に何らかのトラブルがある」と回答しています。またトラブルのうち、最も多かった「悪口、噂がある」は全体の32%。次いで「モラハラがある」が12%、「無視されている、無視されている人がいる」が11%という結果に。ランキングの下位には「仲間はずれがある」「いじめがある」「セクハラがある」「ネットに社員の口コミがアップされている」などの深刻な問題も集まっていました。
このアンケートに、ネット上では「職場でのトラブルって無くならないよね…」「規模の小さい会社とかは仲いいところが多いけど、大企業だとトラブルを減らすのは難しい気がする」といった反響が起こっています。
もしもトラブルに直面してしまったら、1人で悩まないですぐに周囲の人へ相談しましょう。
文/長谷部ひとみ