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17時間勤務・出退勤記録なし…過重労働の実態「日本は本当に大丈夫か!?」

仕事

2019.12.14

厚生労働省が「過重労働解消キャンペーン」の一環として実施した「過重労働解消相談ダイヤル」。今年12月に相談結果を公表したところ、その内容が「私も思い切って相談しようかな…」とネット上で大きな話題になっています。

「長時間労働・過重労働」に関する相談が最多に!

「過重労働解消相談ダイヤル」とは、毎年11月の「過労死等防止啓発月間」に合わせて実施された「過重労働解消キャンペーン」内での取り組みのこと。フリーダイヤルでかけられる「過重労働解消相談ダイヤル」には、合計269件の相談が寄せられたそう。

 

相談内容は「長時間労働・過重労働」に関するものが90件(33.4%)で最多。次いで「賃金不払残業」が69件(25.6%)、「休日・休暇」が31件(11.5%)、「パワーハラスメント」が29件(10.7%)という結果に。

 

厚生労働省は「これらの相談のうち、労働基準関係法令上、問題があると認められる事案については、相談者の希望を確認した上で労働基準監督署に情報提供を行い、監督指導を実施するなど、必要な対応を行っている」と公式サイトで発表しています。

 

朝6時から深夜11時まで勤務する人も!?

公式サイトには相談事例も掲載されていました。“長時間労働・過重労働”については、運輸交通業に勤める人からは

朝6時頃から深夜11時頃まで勤務しており、1日17時間以上働いている。会社には、タイムカードなどの出退勤記録がない。休みは毎週日曜日しかなく、疲れが溜まって身体が重い。休憩中も再配達の電話が入るため、休憩も取れない

との相談が。

 

また広告制作会社でアシスタントとして働く人の家族からは、

忙しいときは1日20時間労働が連続し、食事の時間も取れないぐらい忙しい状態である。会社から『月45時間以上働けば残業代が出る』と言われていたが、全く残業代が支払われない

という事例が掲載されています。

 

さらに“ハラスメント”の項目には、繊維製品製造業の作業員の家族が寄せた

上司から、指示に従わないと叱責を受け、『アホ』など人格を傷つける言葉を言われ、失敗すると身体を叩かれたりした。数日後には、役員から呼び出され、自ら判断し退職するよう言われた

との告白が明かされていました。

 

働き方改革の実態とは!?

今回の「過重労働解消相談ダイヤル」には、ネット上から「『月45時間以上働けば残業代が出る』って何事…? 時間外手当は1分単位から支給されるものだよね?」「私は上司から『若ハゲ』と言われたことがあります。同期は、その上司に胸倉を掴まれて恫喝されました。会社名と実名出したいくらい酷かった」などの声が上がっています。

 

働き方改革が進む昨今、働く人たちは取り組みについてどのように感じているのでしょうか? 今年11月に発表された「働き方改革と健康に関するアンケート」(「Dクリニック東京・Dクリニック大阪 メンズ 男性更年期専門外来」調べ)では、20~50代の働く男性500名のリアルな声を明かしていました。

 

「働き方改革以降で残業時間が増えましたか?」と質問すると、73.0%の人が「どちらかというと減った」「とても減った」と回答。しかし「働き方改革によって働きやすくなったと感じますか?」と聞くと、53.8%が「いいえ」という結果に。残業時間は減ったものの、「働きやすくなった」と感じている人は過半数以下のようです。

 

続いて「労働時間に関して感じるストレス」について質問。「ノー残業デーの翌日、そのしわ寄せがくる」が36.4%で1位になりました。そのほか「有休消化中も仕事の納期が変わらず家で仕事をしている(23.2%)」「タイムカードを先に切って残業時間をごまかしている(21.2%)」などにも多くの回答が寄せられています。

 

これからますます進むと予想されている働き方改革。会社側と働く人が、双方納得のいく労働環境が実現できるようになってほしいものです。

 

文/長谷部ひとみ

参照/医療法人社団ウェルエイジング Dクリニック東京 メンズ「働き方改革と健康に関するアンケート」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000042910.html

厚生労働省「『過重労働解消相談ダイヤル』の相談結果」https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000144103_00004.html

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