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【マタハラ体験談】ついに退職も…妊婦に冷たい会社に勤めたママの話

仕事

2019.10.04

男性の育休取得義務化が議論されている昨今、いまだに妊娠した女性社員への「マタニティハラスメント」が横行している職場も、かなり存在するのだそう。その実態はどんなものなのでしょうか? 実際に「マタハラ」を体験したママに聞きました。

 

 

■尊敬する上司の二面性(美香さん/29歳/パート)

iStock.com/sunabesyou

入社以来ずっとかわいがってくれていた男性の上司がいます。結婚の報告をしたときも心から喜んでくれたのに、妊娠の報告をしたら一気に態度が変わりました。

第一声は「産休や育休は取るのか?」でした。私が「はい、そのつもりです」と答えると、「お前がそんなに無責任なやつだとは思わなかったよ」と言ったんです。

てっきり喜んでくれるとさえ思っていた私は、何も言うことができませんでした。それからもマタハラは続き、大好きだった営業事務からはずされて雑用ばかり。

さらに「産休・育休を取るのは勝手だが、帰ってきたときに居場所はないだろうな」とまで言われてしまいました。尊敬する上司の本性が露呈して、もう限界でした。それから数日後、会社を辞めました。

■もうがんばらなくていいよ(葵さん/33/事務員)

iStock.com/OkinawaPottery

妊娠が発覚してから、男性社員たちのひどいマタハラに悩まされてきました。つわりがひどいときに「会社を休む」と上司に連絡すると、「つわりくらいで休むな」と心ない言葉を浴びせられました。

体調が悪く休憩していると、男性社員から「女はいいよな~。妊娠したって言えば、休憩自由なんだから」「出勤しても、体調悪くて仕事ができないなら辞めればいいのに。このままだと俺たちの仕事が増えるだけ」と。

それでも「絶対に負けない」と心に決め、妊娠中は必死で会社に通い続けました。そして産休に入るまで、決して弱音を吐かずに戦い抜きました。

でも、出産して赤ちゃんの顔を見たとき、なぜか「もうがんばらなくていいよ」と言われた気がしたんです。(そうだね、あなたはママががんばっているとき、ずっと一緒にいたもんね…)。

そう思うと、長い間こらえていた涙が止まらなくなりました。私はそのまま復職せず、会社に辞表を提出。いまでは別の会社でのびのびと働いています。

■産休・育休のパイオニア(まどかさん/35/会社員)

iStock.com/kohei_hara

妊娠報告と同時に、会社で激しいマタハラが始まりました。上司からは「ここにはもう君の仕事はないよ」とまで言われ、退職を勧められて。やがてお腹や胸が大きくなってくると、男性社員から「お、やっと女らしい体になってきたな!」とセクハラ発言。

それでも私は負けませんでした。会社には産休・育休の制度がある。実際使った人はいままでにひとりもいませんでしたが、「それなら私がひとり目になってやる」と決めていたんです。

そして産休・育休をフルに取得し、会社に復職。男性社員からは白い目で見られましたが、女性社員からは称賛の声が上がりました。そして、復職後はそれまで以上に仕事をがんばり、現在では数人の部下を持つ立場になっています。

昇格したとき「ここにはもう君の仕事はない」と言った元上司に「仕事は与えられるものではなく、自分で作りにいくものなんですね」と言えたことが、なによりの喜びでしたね。

現在は私の会社でも、育休・産休の取得は普通に認められるようになり、私は〝パイオニア〟として一部の女性社員から絶大な人気を誇っています(笑)。

iStock.com/OkinawaPottery

どんな理由があったとしても、マタハラは加害者に非があります。実際、裁判にまで発展したケースも少なくありません。絶対にひとりで悩まず、まずは身近な人に相談してみてください。

 

ライター:葛西 明
人材派遣及び、人材紹介を行う会社に勤めるサラリーマン。求人募集の文章を書くのが楽しいと感じて以来、ライターとしても活動中。家事が苦手な妻と結婚後、気付けば兼業主夫になっていることが悩み。

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