2019.02.10

ワーママがフレックスタイム制の仕事を選ぶメリット&デメリット

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育休を終えて、ワーママとして職場復帰をする際には、「育児や家事と仕事を、どうやって両立させるのか」が重要なポイントとなります。さまざまな制度が用意されている中で、魅力的に映りやすいのが「フレックスタイム制」です。

フレックスタイム制とは具体的にどのような制度で、子どもを預けながら働くワーママたちにとって、どんなメリット・デメリットが存在しているのでしょうか。

制度利用の前に、知っておきたいポイントをまとめます。

 

■フレックスタイム制とは?

フレックスタイム制は、ワークライフバランスを重視する流れの中で生まれた制度です。耳にする機会は増えていますが、具体的にどのような制度なのか、しっかりと理解できていないまま、現在に至る……なんて方も多いのではないでしょうか。

労働基準法によると、「フレックスタイム制とは、1ヶ月の総労働時間をあらかじめ決めておき、1ヶ月の中でどうやりくりするのかは、労働者側の判断にゆだねる」といった趣旨の制度となっています。

フレックスタイム制を導入する場合、会社側は労働者に対して、勤務が義務となる「コアタイム」を提示します。たとえフレックスタイム制を利用していても、この時間は、勤務しなければいけません。

労働者が自由に設定できるのは、その前後のフレックスタイムとなります。コアタイムを挟むようにして、何時に出勤し、何時に退社するのか、従業員は自由に設定することができます。

コアタイムとフレックスタイムをどのような割合にするのかは、会社側が自由に設定することが可能です。その捉え方は会社によって異なりますから、事前にチェックしておく必要があります。

■フレックスタイム制のメリットとは?

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ワーママがフレックスタイム制を導入するメリットは、以下の通りです。

・出勤時間をずらすことで、余裕を持って子どもの準備ができる
・退勤時間をずらすことで、お迎え時間にハラハラしなくて済む
・自分の体調や子どもの体調に合わせて、効率よく仕事をすることが可能
・平日の用事も、有給を使うことなく乗り切れる

通勤にかかる時間によっては、「保育園がスタートする時間に合わせていると、自分が遅刻してしまう!」なんてトラブルもありがちです。このような場合、ギリギリの綱渡り状態で、毎日を過ごしていくことになるでしょう。お迎え時にも同様のことが言えます。

フレックスタイムで出勤時間・退勤時間を自分でコントロールできるようになれば、遅刻や早退をする必要もありません。子どものペースに合わせた生活を、できるだけ崩さないよう、配慮することもできます。

また、自分自身や子どもが体調を崩したときには、どうするべきか悩むワーママたちも多いはずです。「朝、子どもを病院に連れて行って、それから出勤」なんてことができるのも、フレックスタイムならではのメリットだと言えます。

子どもが大きくなれば、平日に参加しなければならない学校行事なども増えてきます。有給を使って対応していると、「もう休めない!」なんてことにもなりがちですが、フレックスタイム制なら、こうした状況にも対応しやすくなるでしょう。

 

■フレックスタイム制のデメリットとは?

フレックスタイム制のメリットについてリサーチしてみると、「とっても助かる! ワーママにとってはまさに理想の制度だわ」なんて思う方も多いのかもしれません。

確かに、通常の勤務体系と比較すると、自由度が高いのがフレックスタイム制の特徴でもあります。ワーママにとって、助かる部分も多いことでしょう。

しかしそれは、「デメリットがない」ということではないので注意しましょう。フレックスタイム制を選択する前に、しっかりと頭に入れておくべきデメリットを紹介します。

・子どもの体調不良などで勤務時間が短くなった場合、どこかで調整が必要
・残業代が減少する可能性がある
・職場内でのコミュニケーションがとりにくい

時短勤務とは違い、フレックスタイム制では、勤務時間そのものが短くなるわけではありません。勤務時間が短くなってしまったときには、どこかでそれを補う必要があります。その分子どもの預け先を確保しなければならないとなると……ワーママにとっては、必ずしも「メリットばかり」というわけにはいかないのです。

またフレックスタイム制の場合、日々の勤務時間を「1ヶ月単位」で計算することになります。「今日は残業した!」と思っても、次の日の勤務時間が少なければ、その分帳消しになってしまうのですね。会社側にとってはメリットとなりますが、できるだけお給料を多く得たい場合には、デメリットとなってしまいます。

最後は、「会社にいる時間がそれぞれバラバラになる」ことで、コミュニケーションに問題が生じる可能性があるということです。きちんと仕事をこなしていても、なかなかそれを認めてもらえないとしたら……モチベーションの低下につながってしまいます。

■まとめ

ワーママとして仕事に復帰する際には、どんな制度を使って、自分がどのように働くのか、じっくりと考える必要があります。もちろんこれは、ママ一人で考えるのは難しい問題でもあります。パパや祖父母など、家族と話し合うと共に、会社側としっかり意思疎通を行っておく必要があるでしょう。

ママとしてしっかり子どもと向き合いながら、仕事をして、キラキラ輝く女性でいたい!と思ったときには、ぜひしっかりと各種制度の特徴を学び、比較検討してみてくださいね。

佐藤 仁美

佐藤仁美です。
仕事をしながら子育て中です。日常にある疑問や発見を調べて解決して、記事にまとめています。