2019.05.18
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働くママにとって「平日」は、常に戦闘状態にいるようなもの。子どものペースに振り回されながら慌ただしい朝をやっつけて、出社したら山積みの仕事と格闘。退社後はお迎えダッシュに買い物に、夕食作ってお風呂に入れて…添い寝で寝落ち。「我ながら、よく死なないなー」と思うこと、ありますよね(笑)。そんなハードな平日を乗り切るには「週末の過ごし方」が最も大切なんです。先輩ママにお話を聞きました。
■「イベント当日に発熱!」を避けるための調整術(由梨さん/34歳/公務員)
遠足や運動会など、イベントを翌週に控えた週末は子どものテンションも上がり気味。子どもの元気さに負けて、公園やショッピングセンターに連れて行っていたのですが、そうするとイベント当日に熱を出してしまったり。
よくよく考えると、前の週末に体力を使いすぎて、翌週にエネルギー切れを起こしていることに気づいたんです。そこで週末の予定は、翌週の予定の有無で決めることにしました。
例えば翌週なにか行事があるなら、外出はスーパーくらいにして少しのんびり。翌週になにもなければ、公園に出かけたりしてアクティブに過ごします。これを始めてから、イベント当日の体調不良欠席は激減しました。
エネルギーぎりぎりまで遊んでしまう子どもの習性を、うっかりしていたんですね。
■「献立の作り置き」がオススメ(愛菜さん/31歳/銀行員)
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私は作り置きが苦手です。仕事に復帰したころは、いろいろ試していたのですが、計画的に食べられなかったり、余って腐らせてしまったりで、結局やめてしまいました。
とはいえ、仕事帰りにお迎えしてから子連れで買い物をするのは、それだけで疲れてしまう。しかもメニューを考えながらとなると…もうクタクタです。
そこで週末に「1週間分の献立」を考えることにしてみたんですが、これが私にはぴったり合っていたんです。献立だけでも決まっていると、買い物では目的のものを「買うだけ」なので、スーパーで疲弊することもなくなりました。
ポイントは仕事の状況なども考慮して、ときには「お惣菜の日」「外食の日」も入れること。「明日は手を抜ける日だ!」と思うだけでも、今日一日がんばれます(笑)。
■自分には自分のリフレッシュ法がある(幸恵さん/38歳/営業職)
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週末は、どれだけ連休が続いても、必ず1日は「何もしない日」を作るようにしています。外に行かずに済むように買い物は前日に済ませ、食事も最低限のものだけ。あとは撮り溜めたドラマを見たり、好きな時間に昼寝をしたり。化粧も着替えもせず、1日をダラダラと過ごします。
もともと引きこもり体質の私にとって、エステに行ったりカラオケに行ったりして外出するのは、疲れてしまうというか…リフレッシュにならないみたいで。好きなことをしてエネルギーを充電するほうが、よっぽど平日にがんばれると気づいたのです。
子どもも主人もそんな光景を見て慣れているので、「あ、今日は充電の日ね」とわかると無茶な要求はしてきません。最近は子どものほうも、ダラダラと過ごす日とアクティブに過ごす日の切り替えをしていて(笑)! むしろ良かったんじゃないかと思っています。
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「平日のための準備をする」という過ごし方はよく聞きますが、初心に立ちかえって「平日のためにゆっくり休む」というのも大切かもしれません。自分に合っているスタイルで、ハードな平日を乗り切れるよう、すてきな週末をお過ごしください。
ライター:矢島みさえ
心理カウンセラーとして勤務しながら、ライターとしても活動中。オタクな母と同じ道を歩まぬよう、2人の娘には、王道のアニメしか見せていなかったにも関わらず、長女は創作活動、次女はマイナー路線への道を歩み始めていることに、少し頭を悩ませています。