2019.04.04
時間に追われる朝は、効率的に過ごすことが大切なポイントです。しかし中には、モチベーションを上げるためのアクションを毎日実践している人もいるよう。今回は、人それぞれの“出勤前に行う習慣”について注目していきましょう。
出勤前にテンションを上げるための習慣とは?
声を出してモチベーションを上げる先輩社員
ある会社員の女性は、“仕事ができる”と評判の先輩社員の男性から「出勤前は声を出して気合いを入れた方がいい」とアドバイスされました。先輩社員は、毎朝玄関で「今日も頑張るぞ!」と声を出してから出勤。その話を聞いたのがキッカケとなり、彼女はネット掲示板に「みなさんは出勤前に気合いを入れますか?」と疑問を投稿しています。
やる気アップのために“声出し”する人たち
この疑問を見たユーザーからは、“できる先輩社員”に共感する声が続出。「私も家を出る前に『毎日仕事行くの偉い』と呟いてます」「『私は大丈夫』って何度も声に出しながら自己暗示をかけてる」「ポジティブな言葉を10回唱えないと仕事モードにならない」「靴を履いたときに好きな漫画の必殺技を叫ぶのがマイルール」と、具体例を投稿しているユーザーが多くいました。
中には、「声を出すことで体が温まるから、やる気も自然と上がってくる」というコメントも。気持ちと体を熱くさせる効果があるようなので、朝からモチベーションが上がらない人は試してみてもいいかもしれません。
人によってさまざまな“出勤前の儀式”
バリエーションに富んだ出勤前のマイルール
ネット上には出勤前に“声を出す”という方法以外にも、さまざまな“気合いの入れ方”が。バリエーションに富んだ“出勤前の儀式”について、いくつか紹介していきましょう。
「準備を早めに済ませてから好きなドラマを1本見るとモチベーションが上がる」
「飼っている猫に顔を押しつけてスリスリしてます」
「仕事前に『オロナミンC』を飲まないと落ち着かない」
「近所にある神社に立ち寄ってパワーをいただいてる」
「動画サイトでスポーツの名場面を見ればすぐにモチベアップ」
“戦い”をテーマにした楽曲が“出勤前の儀式”に最適!?
特に多かった出勤前の儀式は、“音楽を聴くこと”。“戦い”をテーマにしたテレビ番組や映画の楽曲を選ぶ人が多くいました。
例えば「『ロッキーのテーマ』を聴くと『負けてたまるか!』っていう気持ちになれる」「NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』でかかっている曲を出勤前に必ず聴いてます」「ちょっと古いけど、格闘技団体『PRIDE』のテーマソングは仕事前には欠かせない1曲」といった声が。曲は“聴くだけ”で済むため、手軽に実践できるのが好評なようです。
世代別に見る“朝の過ごし方”
家事もこなす女性は家を出るまでの時間が“120分以上”
過去に株式会社ドゥ・ハウスは、全国の20~59歳の有職男女を対象に「朝の活動」に関するアンケートを実施。さまざまな世代の“起床後に行う習慣”が明らかになっています。
はじめに「起床直後の行動」を質問したところ、半数以上の57.6%が「トイレに行く」と回答。性・年代別では男性より女性の方が多く、50代女性では“7割超え”という結果に。
次に「起床してから家を出るまでの時間」については、「30分~60分未満(38.8%)」がトップになりました。「30分未満」の割合が最も多いのは30代男性(36.8%)で、反対に「120分以上」と回答したのは40代女性(16.8%)が最多。女性の場合は家事をする人が多いため、男性よりも長い時間がかかるようです。
「朝活」を実践できている人は全体の“12.3%”
最近話題になっている「朝活」について尋ねると、実際に行っている人は全体の12.3%。朝活を行っている割合が最も多いのは20代男性の21.6%で、“5人に1人が実践している”という結果になりました。出勤するまでの時間は、ゆっくりと過ごしたい人が多い様子。
ネット上では、「仕事前はなるべく余裕を持って過ごすようにしてる」といった声も相次ぐことに。“バタバタ”しがちの人は参考にしてみては?
文/牧野聡子