2019.01.05
もし、あなたが「子どもと仕事どっちが大事なの!?」と聞かれてしまったらどうしますか?
両方とも大事に思っているのに、何で分かってくれないの?そう思ってしまうかも知れません。けれども、こうした質問がされてしまう状況は、仕事の方が大事だと思っているように思われてしまっている可能性があります。こんな時、誤解を招くことなく対応するにはどうすれば良いのでしょうか?
周囲の理解を得ながら上手に対応する方法について探ってみることにしましょう。
◆仕事は何故か天秤にかけられる存在
「仕事」がどうして様々な場面で他の何かと天秤にかけられてしまう存在なのか、不思議に思ったことはありませんか?
仕事がなければ、生活費を稼ぐことが出来なくて生きる事さえも困ってしまう可能性がある大切なもののハズです。それなのに、恋愛中や結婚してからも「私と仕事、どっちが大事なの?」というセリフを言われてしまうことがあります。
特に恋愛中は、仕事が忙しくてなかなか会えなかったり、予定をキャンセルしなければいけなくなってしまったりした時に、口にはしなくても心の中でつぶやいてしまったことがある人もいるのではないでしょうか?
人には様々な価値観がありますので、仕事の位置づけも人によってかなり違って来ます。
ある人にとっては自己実現のためであったり、ある人にとっては自分がやりたいことを行なうために資金を稼ぐためだったり、またある人にとっては生活のためだったりします。
また、仕事を行なっていると時には「厳しさ」を必要とされる状況に遭遇してしまうこともあります。休みたくても休めない状況ということが起こってしまうことも時にはあるものですが、そうした状況を理解してもらうことが難しいのもまた事実と言えるでしょう。
◆その質問が投げかけられた原因を知る
それでは、仕事も子どもも大事に思っていることを周囲に理解してもらうにはどうすれば良いのでしょうか?
まずは、何がキッカケで周囲に「子どもよりも仕事を優先している」かのように思われてしまったのか、その原因を探ってみることにしましょう。
もし、お子さんが体調を崩したのに早めに帰宅出来なかったことなどが原因であれば、その理由についてキチンと説明する必要があります。
もし、お子さんを構ってあげる時間が少なくてお子さんがそのことを不満に思って、周囲の誰かに言ったのだとしたら、どうでしょうか?
原因が分からないまま、解決方法を見つけることは困難です。まずは、どうして「仕事と子どもどっちが大事なの?」と聞いて来るのかその理由を確認してみることが大切です。
もちろん、その理由を確認するときには、「もちろん子どもはかけがえのない存在だと思っている」と言ったニュアンスの言葉を前置きにして聞いてみるようにしましょう。
◆子どもを大切に思っていることをまずは理解してもらう
この質問を投げかけた相手が期待している答えは、「子どもの方が大事」なハズです。けれども、相手がその答えを理由に、あなたに仕事を辞めることを要求してくる可能性もゼロではありません。
そうではなくて、子どもと過ごす時間をもっと持って欲しいと思って言ってきている場合もあります。ですので、相手の意図を正確にくみ取って対応することが大切です。
何れの場合も、仕事をしているのは自分のためだけではないことを説明することが重要になって来ます。
もし、こうした状況で「これまでのキャリアを捨てることなく、キャリア・アップをしたいから仕事をしている」と答えてしまったら、相手の反感を買ってしまう可能性があります。
また、「子どもの将来のために、仕事をして学費などの足しにしたいから」などと答えてしまったら、旦那さんの稼ぎが少ないので仕方なく働いているように思われてしまい、この回答も場合によっては反感を買ってしまうことになるかもしれません。
それよりも、子どもを大切に思っていることを理解してもらうように、「子どもに寂しい思いをさせてしまっていたようで、ごめんなさい。これからは、スキンシップをもっと図るように心がけるようにする」といった類の答えを返されることをおススメします。
◆周囲への感謝を伝える
そして、周囲への感謝も伝えるようにするようにすれば反応が変わって来ることが期待出来ます。
家事・子育てと仕事の両立が図れるのは家族の理解と協力があって初めて成り立つことだと理解していることを相手に伝えて、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
これまで、こうした感謝の気持ちをあらためて伝える機会というのは少なかったのではないでしょうか?
そして、仕事を家事・子育てのバランスをもう少し上手く取ることが出来るように努力することを伝えて、今後もサポートをお願いしてくれるとありがたいことも伝えてみてはいかがでしょうか?
こうした気持ちをキチンと相手に伝えることで、家事と子育てと仕事に、とても頑張っているあなたのことを応援したいと思ってくれる可能性がとても高くなることでしょう。
「子どもと仕事どっちが大事なの!?」と聞かれてしまった時の対応について考えて来ましたが、それぞれの家庭によって事情が違いますので、これが正解!という答えを出すことはとても難しいのではないかと思えます。
よろしければ、今回ご紹介した対応を参考にして、あなたにとっての正解を探してみて下さい。