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料理上手じゃないからこそ生まれる名作レシピに今宵も救われる

仕事

2021.02.10

横峰沙弥香連載「へたのよこずき」バナー

料理上手とは言えない私ではありますが、料理をすること自体は嫌いではありません。その程度の腕前のくせに、実は私、お料理連載を持っていたりします。

夫の手抜き料理がきっかけで仕事が舞い込んだ

我が家では基本的に料理を担当しているのは私なのですが、私の仕事が忙しい日のお昼ご飯や、なにかもう一品欲しいねというときには夫がささっと作ってくれます。その、ささっと作るメニューが絶妙に手抜きでその割にイケるというちょうど良さ。

 

例えばレトルトのハンバーグを袋の上からぐしゃっと手で揉み潰して温め、茹でたパスタにソースごと絡めた即席ミートソースパスタ。これは子どもたちが突然パスタを食べたがった日に作ったものですが、私だったらニンニクだけで作れるペペロンチーノしか即席レパートリーがないので子どもたちを喜ばせることはできなかったでしょう

 

晩酌が楽しく盛り上がった日に作ってくれたキャビア風カナッペは、クリームチーズをのせたクラッカーにほんの少し「ごはんですよ」をのせたもの。このレシピは「ごはんですよ」を心の目でキャビアだと思い込んで食べるのがポイントなのですが、食べてみればキャビアだと思えないこともなく、程よくアルコールが入った身体に心地よい塩分、そして白ワインが進みます。

そういうアイデアと、あえて夫が作るという部分にフォーカスするのが楽しいのではないかと思い、新連載が始まるタイミングでプレゼンをしてみたところ、どうせなら夫婦の創作レシピ対決という形にしましょうということで話がまとまり、夫のみならずわたしも毎回レシピを考案することになりました。たいてい私が負けています。

今では夫はもちろん子どもたちも料理に興味津々

そんなこんなで夫婦でキッチンに立つ機会が増え、子どもたちもおのずと料理に興味を持つようになり、最近はピザ作りやぬか床の管理なんかを一緒に担当してくれるようになりました。子どもたちのアイデアで新メニューが生まれることもあります。これは思わぬ収穫。

 

「今日のご飯は何がいい?」と聞くと、「材料は何があるの?」などと言いながら冷蔵庫を覗きに行く子どもたちの姿に、成長してひとり立ちしても上手くやっていけそうだなと胸を撫で下ろす今日この頃です。

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文・イラスト/横峰沙弥香

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