社員の勤務時間が一目瞭然!

今や以前に比べてテレワークを導入する企業が増えていますが、それに伴い、“テレワーク中の社員”を監視するツールが続々と登場しています。

 

例えば「F-Chair+」というサービスでは、専用デスクトップツールを使って、社員が自分で「着席」「退席」をクリックするだけで勤務時間の管理が可能に。働いた時間がタイムバーで表示されるため、社員間で働いた時間の“偏り”が一目瞭然になります。

 

「カオミル リモートワーク」は、顔認証エンジンを使ったクラウドサービス。社員が使用するパソコンが顔認証をおこなうことで、自動的に作業時間が集計できます。5分以上顔が認識できなければ自動的に休憩時間として扱われ、作業中か休憩中かが判別できるようになっています。

 

様々な機能をもつ監視サービスの登場に、SNSなどからは「テレワークでもつねに監視されるのは精神的に辛そう…」「社員が怠けているかどうかの判断って難しいよね。監視システムに一任したほうが、上司から管理されるよりは社員からの不満が少ないかも」という声が寄せられていました。

 

メリットもあればデメリットもある従業員の監視。なかには徹底的な監視体制が社会的な信用につながる業種もあるので、一概に否定することはできません。従業員のプライバシーなどに配慮したうえで利用され、皆が安心して働ける職場が実現するといいですね。

 

関連記事:上司が帰った途端に早退…職場のサボリ魔に罪の意識はないのか

 

文/長谷部ひとみ