2019.11.26
どのような会社でも1つは存在する「禁止事項」。最近では「副業禁止」が見直される一方で、「残業禁止」になる会社も増えています。しかし中にはユニークな禁止事項もあるらしく、ネット上では「会社の変な禁止令」が話題になっていました。
カップ焼きそばが禁止になった理由って?
会社の禁止令は様々ですが、まずは社員の健康を気遣うルールから見ていきましょう。
「うちの会社ではタバコ禁止。屋外に設置されてた喫煙所も、今では完全に撤去されてる」
「毎年ノロウイルスが猛威を振るってたので、飲み会での生牡蠣が禁止に…。告示があったとき、牡蠣ラヴァーの社員たちがめちゃくちゃ落ち込んでた」
といった声が。
また誰か1人の失態から、社内全体で禁止されたことも多いようです。
とある事務職の女性からは、
「自分のデスクで毎日寿司を食べてた人がいる。デスクにおきっぱなしだったせいでその人が食中毒になり、『社内で寿司禁止』っていう謎のルールができた…」
というエピソードも寄せられました。
食べもの系の禁止令は他にも、
「カップ焼きそばのにおいがキツ過ぎて禁止されてしまった。安くてお腹が膨らむから、ずっとお昼休みのお供にしてたのにな」
「開封済みのあたりめをロッカーに入れてたら、ほかのロッカーにもにおいが移って大変だったらしい。その1件以降、うちの職場はあたりめ持ち込み禁止」
などのケースがあげられています。
「ルームウェア禁止はさすがにナイ」という不満も…
意外と多く見られたのは“SNS禁止令”。
「コンプライアンスの観点からうちの会社はSNS禁止。会社まで特定されることもあるみたいだし、禁止されても仕方ないよね」
「飲み会で仕事の話を大っぴらにするのも良くないけど、SNSは知らないうちに拡散されたりするからもっと怖い。でも、会社で禁止されてるのにこっそりやってる人もいる」
などの声が上がっています。
私生活や業務時間外の振る舞いに関しても、
「仕事仲間との飲み会では“大声禁止”が周知された。うちの会社だと丸わかりな内容を、大きな声で話してる人がいたらしい…」
といった声が。
中には
「ルームウェアで出歩くのが禁止されてる。『部屋着で外出は社会人として良くない』って理由だけど、近所のコンビニに行くのさえ禁止なのは納得できない!」
という不満も見られました。
メガネ禁止令が大きな物議に…
最近、大きな話題となった「会社の禁止令」も。
それは女性のメガネを禁止する職場ルールで、ネット上では
「サービス業の内勤に入社したときに『女性はメガネ禁止』って言われた。どうして女性だけなんだろう?」
「うちの職場もメガネNGです。ものもらいができてコンタクトがつけられないとき、上司に相談したら『片目眼帯でもう片方はコンタクト』と言われて唖然…」
などのエピソードが寄せられています。
今年11月に放送された『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)でもメガネ禁止令が取り上げられました。
番組で紹介された「ホテルの宴会場で接客するスタッフ」のケースでは、「メガネを上げ下げするようなしぐさは不衛生に見える」という理由から禁止されたそう。
そのほか番組では“化粧品売り場の販売員を目指していたけど、メガネ禁止と聞いて就職を断念”“採用面接でメガネ着用を理由に、面接すらしてもらえなかった”といった声もピックアップしていました。
物議を醸す禁止令もありますが、中には本当に大切な決まりごとも少なくありません。心のわだかまりが生まれないよう、禁止されている理由を知っておくと良さそうですね。
文/牧野聡子