2019.04.28
仕事をしている女性が産休や育休を取得した場合、出産育児一時金や出産手当金、育児休業給付金などが支給されますが、これまでの給与額よりは下がるため、場合によっては前より生活が厳しくなってしまうことも少なくありません。
収入が減るだけでなく、新たに家族を迎えるための資金も必要になってきます。これまで以上に支出が増えるので、家計をやりくりするための節約をしなくてはなりません。
今回は産休や育休でお休み中のママのために、役立つ家庭の節約術について紹介していきます。
■衝動買いやまとめ買いをやめる
赤ちゃんがいる家庭では買い物に行く頻度は自然と減るものですが、その反動で買い物に行った際に、必要以上にお金を使ってしまうとこがあります。
めったに買い物に来られないからということで、食べきれない量の食材を購入したり、同じものを何個も購入したりと、こまめに買い物に行くよりお金を使うこともあるようです。
また、あまり買い物に行っていないと、普段は買わないようなものを衝動買いしてしまうこともあります。
買い物に行く際は必要なものをピックアップしてリストにしておき、それ以外は購入しないように心がけましょう。
どうしても衝動買いやまとめ買いがやめられないというなら、夫に子どもをお願いして、夜に買い物に行くようにすると良いでしょう。
気晴らしにもなりますし、こまめに何度も買い物に行くことができますので、衝動買いやまとめ買いを抑えることができます。
■食費を見直す
家族の健康管理のため、バランスの良い料理を作ることを心がけているママも多いことでしょう。主菜と副菜、汁物とご飯といったように、おかずを2、3品用意していると、食事バランスも良いですよね。
とはいえ、毎回バランスの良い食事を作っていると、家計を圧迫してしまうこともあります。副菜を2品出しているなら1品に抑える、野菜をたっぷり使った汁物や主菜をメインにして他のおかずは控えるなど工夫するようにしましょう。
お肉を使う場合は、なるべく単価の安いお肉をメインに使うようにして、少しでも食費を節約しましょう。
ハンバーグなら挽肉だけで作るのではなく、豆腐を合わせてヘルシーバーグを作ると食費を削れるだけでなく、栄養バランスの良い食事を摂取できます。
■夫のお弁当を作る
夫がお昼を外食しているなら、お弁当を作って持参してもらうようにしましょう。赤ちゃんがいる家庭ではお弁当を作るのも大変に思えるものですが、前日の残り物や常備菜を用意しておくと、時間をかけずお弁当を作ることができます。
1日800円利用しているとしても、20日間で16000円の出費になります。お弁当だと100円程度で作ることができますので、毎月1万円以上節約することが可能になります。
■大型ベビー用品はレンタルで
ベビーベッドやベビーカー、チャイルドシートなどといった大型のベビー用品は、第二子の予定があるなら購入したほうがお得ですが、次の予定が決まっていない場合はレンタルしたほうが節約につながります。
レンタルだと高額なベビー用品を借りることもでき、使う必要がなくなれば返却できるので場所をとることもありません。
家族計画をどのようにするか夫と話し合った上で、レンタルを活用してみてはいかがでしょうか。
■リサイクルショップを活用する
すぐに使えなくなるベビー服は、リサイクルショップで購入するのがおススメです。ベビー服を定価でそろえるとかなりの資金が必要になりますが、すぐに着られなくなるので、廃棄するか他の人にあげることになります。
リサイクルショップであれば、定価の半額以下の商品も多く、豊富なデザインのものがそろっているので、かわいいベビー服を購入することもできます。
■通信費を見直す
携帯電話やインターネット回線などを見直してみると、かなりの節約につながることがあります。
夫婦で別のキャリアの携帯電話を利用しているなら、同じキャリアにそろえる、インターネット回線を契約しているなら、キャリアのセット割などを利用すると、毎月の通信費を大幅に節約することが可能です。
あまり電話を利用しない家庭なら、大手MVNOが提供している格安スマホを利用するのも良いでしょう。
最近は大手キャリアが展開している格安スマホショップなどもありますので、いろいろ比較検討してみてはいかがでしょう。
■住居費を見直す
今の住居が賃貸であれば、引っ越しを検討してみるのも良いでしょう。新婚の頃は子どもが生まれたあとの生活まで考えていないため、住居費が多少高くても利便性の良い物件を選んでしまうものです。
しかし、子どもが生まれたあとは養育費や教育費など、子どもにかかる費用も必要になるので、住居費の見直しが必要です。
マイホーム購入の予定があるなら、少しでも賃貸費用を抑えられる市営住宅などに引っ越すと、毎月かなりのお金を節約できます。
今より1万円安い住居に引っ越せば、それだけで年間12万円もの節約になります。
■まとめ
産休中や育休中の節約術について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。一つの節約術だけではそれほど効果は感じませんが、いろいろ組み合わすことで大きな節約につながります。
小さなことでも節約するクセをつければ、育休中や産休中でも貯蓄することは可能になります。