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■電話応対能力

社会人として、できなければ恥ずかしいのが電話応対です。とはいえ「普段仕事で電話応対をすることがない」という方にとっては、苦手意識を抱きやすい項目とも言えるでしょう。 社会人として基本的なスキルだからこそ、社会人としての経歴を重ねれば重ねるほど、「できない」と言うのが難しくなってしまいます。20代の内であれば、ごく自然に先輩から指導してもらえる機会も多いもの。できるだけ早いタイミングで、しっかりとマスターしておきましょう。 電話応対の世界にも、その能力を客観的に認定するための資格試験が存在しています。「学ぶべき内容について、気軽に相談できる人がいない」「もっと上を目指したい」という場合には、こうした資格を有効活用するのもオススメの方法です。 電話応対技能検定(もしもし検定)は、2009年からスタートしています。電話応対のエキスパートになりたい!と思ったときにも、サポートを期待できます。「正しい日本語を身につけられる」という意味でも、価値がある資格です。

■論理的思考力

20代のうちに身につけておきたいスキル、最後の一つは論理的思考力です。どのような場面においても活用できる能力として、近年非常に注目されています。 論理的思考力とは、自分が担当する業務の中に自ら問題点を見つけ、それを解決するための方法までを考える力のことを言います。子どもの教育においても注目されている能力ですが、「仕事にとっても欠かせない」と考える企業も増えてきています。 これから先の時代においては、「言われたことのみをやる」のではなく、より積極的に仕事と関わる姿勢を見せることが必要となります。 こちらは数値化するのが難しく、どちらかというと目に見えづらいスキルではありますが、20代のうちに身につけておけば、その後の仕事人生のサポートをしてくれるはずです。

■まとめ

20代は、長い仕事人生における「スタート地点」と言っても良いでしょう。いわゆる「仕事盛り」と言われる30代を迎える前に、どのようなスキルを身につけておくのかによって、その後の展開も大きく変わってくるのかもしれませんね。 せっかく仕事をするなら、キラキラと輝いていたいものです。20代から必要なスキルを計画的に身につけておけば、これから先「転職」を考え始めたときでも、有利に動くことができるでしょう。まずは今の自分にとって「苦手なこと」をつぶすところからスタートしてみてはいかがでしょうか。社会人としての自信にもつながっていくはずです。