注目のキーワード

注目のキーワード
コピーしました
お使いの端末は
この機能に対応していません

マミートラックを走る?走らない?ママたちの働き方問題

仕事

2019.02.24

63-1

子どもを持つ女性の働き方のひとつで、仕事と子育ての両立はできるものの昇進・昇格とは縁遠くなりがちな「マミートラック」。

順調にキャリアを積んできた女性たちが子どもを授かり、ママとなってこの問題に差しかかったときどういう選択をしていくべきなのかをまとめました。

■マミートラックとは?

マミートラックは女性もキャリアに関する言葉です。働くママの落とし穴として知られています。

通常の企業ではキャリアアップは従業員の勤続年数やスキルに合わせて緩やかに上昇するシステムになっています。

まるで階段を上るように少しずつステップアップしていくのです。勤続年数に合わせて生活が豊かになっていくとともにやりがいなども感じられるようになります。

ですが働くママたちの中にはこうしたステップアップのための階段を上がれない人達もいます。そうしたママたちは陸上競技のトラックを何周も走るように、ずっと同じ場所で走り続けているといいます。

育児休暇から復職できても昇進とは無縁なキャリアコースに固定されてしまったり、難しい仕事を任せられなくなってしまうケースもあるそうです。こうした状況をマミートラックといいます。

結婚したあとの再就職が難しい。といわれていることもあり、結婚しても仕事を変えずに同じ職場で勤務し続けている女性も少なくないでしょう。

しかし、育児と仕事を両立することでキャリアアップの道が阻まれてしまうと仕事に対するやりがいが感じられにくくなってしまいます。

それまでは職場でバリバリ働いていた女性が育児のため短時間での勤務を選択した結果、誰でもできるような軽作業を任されてしまうケースも少なくありません。ママになった途端に戦力外通告をされてしまうようなものです。

キャリア女性が子どもを産んだからといっていつまでも同じ給料で働き、同僚の昇給を横目に淡々と働くのは苦痛ではないでしょうか。

会社側としてもマミートラックは勤務年数が長い優秀な人材を活用できているとはいえない状況かもしれません。

こうしたマミートラックについていろいろな意見が出ています。代表的な意見を見てみましょう。

■マミートラックはわがまま?

実際にマミートラックを望んで選択した女性の意見を紹介します。Aさんは就職する前から子育て支援が充実した会社に勤務することを希望していました。

育児と仕事の両立は働くママにとっての理想でもあります。結婚して仕事を辞めてしまう人も少なくない中、結婚しても女性が働き続けられる会社というのは好ましいのです。

Aさんの会社では3年間という法律で定められた期間以上の育児休暇が取得できました。さらに子どもが小学6年生になるまでは時短勤務が認められています。

会社の中にも保育所があり、出張や残業の免除、子どもの病気などによる急な有給取得も認められておりとても働きやすい環境だといいます。

Aさんの職場環境を見てつらそうだと感じる人はどれくらいいるでしょうか?多分ほとんどいないのではないでしょうか。もしこの環境でAさんに不満に感じることがあるとすればわがままだと思う人もいるかもしれませんね。

実際に会社がマミートラックを用意してくれていて、そこで走れるというケースはそれほどないかもしれないからです。

ですがAさんは同僚や先輩から時短勤務による給与のカット、最低ランクの賞与しかもらえないこと、残業代が出ないことなどを指摘され、マミートラックにマイナスを感じたといいます。

ざっと計算したところマミートラックを走った後の生涯年収は2,000万円ほどのマイナスになったそうです。

Aさん自身はマミートラックを走ることで子育ての時間をとれることをありがたいと思っていましたが、マミートラックによってお金やキャリアの面では損をしていることも確かなのです。

また、マミートラックを望まない女性もいます。産後のトラブルもなく近隣の保育所も待機なしで入れる環境にあったBさんは、半年での職場復帰を望んでいました。

しかし会社側からは最低1年後での復職を望んでいるという返答があり反論できなかったといいます。

会社の女性に対する配慮に不満を感じるのはわがままかもしれませんが、マミートラックで走ることが強制されており本人の望む形で勤務ができないのは問題かもしれません。

■最良の選択とは

63-2

これまで見てきたように出産した女性はキャリアや収入の面で損をしがちです。マミートラックは育児と仕事を両立させたい女性に配慮した制度に見えますが、問題も多いのです。

既婚女性の収入が低くなりがちなのは夫の収入があるためだと考えられます。しかしいたずらに女性のキャリアや年収を下げると女性自身のモチベーションの低下につながりますし、夫と死別などをしたケースへの想定も十分ではないでしょう。

マミートラックの反対はファスト・トラック(出世コース)というそうです。2人の子どもをもつCさんはマミートラックを走るのをやめて育児休暇を6ヶ月で切り上げました。

その後も時短勤務などはせず第一線で働き続けた結果、40代で管理職になりました。男性の同期と変わらないタイミングでの昇格だったといいます。

その代わり保育料は毎月12万円かかる、急な病気の際はベビーシッターを手配する、週に2回家政婦に来てもらうなどしてほとんど貯金はできていないそうです。ですが仕事にやりがいを感じています。

ご紹介したようにマミートラックを走るのにもメリットとデメリットがあります。しかし自分自身が仕事と育児を両立させたいと思ったときその中でも何を優先したいかを考えれば、おのずと答えが見えてくるかもしれませんね。

あなたにオススメの記事

仕事テーマ : 【キャリア】その他の記事

キャリア
もっと見る