株式や債券、投資信託ってどんなもの?

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前回の記事「初心者におすすめ!節税しながら賢く投資を」では、初心者におすすめの税制優遇制度についてお伝えしました。今回は、これらの制度の中で投資することができる株式、債券、投資信託についてお伝えします。引き続きファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんにうかがいました。

 

株式とは?


株式とは、上場株式会社に出資する投資方法のことです。つまり、ある会社の株式を購入したらその会社の株主になるのです。そして、その会社の事業がうまくいけば、株式を保有している間、年に1〜2回程度、利益の一部を「配当金」として受け取ることができたり、株主優待としてその会社の商品や割引券、クオカードなどがもらえたりします。また、その株を売却する時に購入時点よりも値上がりしていれば、「売却益」を得られたりします。

当然その逆もあり、その会社の業績がよくなければ配当金や株主優待が出なかったり、売却する時に株価が下がっていれば損をすることもあります。万が一その会社が倒産すれば、投資した金額がゼロになることも。

通常、株式の売却益や配当金には20%程度の税金がかかります。しかし、NISA口座で取引した場合は、これらがすべて非課税になります。配当金や株主優待を得るためには、その会社が指定した日(権利確定日)までに株式を保有していることが条件になります。配当月などは会社によって異なるため、よく調べてから購入しましょう。

 

株式はいくらくらいで買えるの?

株式は1株数百円から数万円のところまで、会社によってさまざまです。

株式は1株だけ買う、ということが通常の取引ではできません。1回の取引で購入できる株は100株単位となっていて、1単元(たんげん)と呼ばれます。なので、1株400円の会社の株式を購入したい場合は、400円×100株=40,000円が必要ということになります。

 

株式の取引には手数料がかかる?

株式を売買する際には手数料がかかりますが、保有している間はかかりません。手数料は証券会社によって異なりますが、窓口や電話で取引するよりはネットで行うほうが安い傾向にあります。

また、手数料の設定は、1回あたりの取引金額に応じて決まるものと、1日の取引合計金額に応じて決まるものなどがあり、その手数料プランは証券会社によってさまざまです。ただし、NISA口座については手数料無料という金融機関もあります。

 

取引価格がわかりやすい株式

株式の取引は通常、平日の朝9時から11時30分までと、12時30分から15時までとなっています。その時間、株価は刻々と変わります。取引をする際にはリアルタイムで株価を見て売買することができます。なので、自分がこの金額なら売買したいと納得した価格で購入することができるのです。

ただ、初心者でなくても売買のタイミングを計るのは難しいもの。利益が出ている時は「もっと上がるかもしれない」と期待してなかなか売れなかったり、損失が出ている時は売却をすることで損失が確定してしまうため、やはり売るのが難しかったりします。

「たとえば購入した時よりも20%利益が出るようなら売る、10%損失が出る場合もそれ以上損失が大きくならないように売る、というマイルールを決めて運用するのも1つの方法です。損をしている間は売らずに何年でも待つという考え方もあります。いずれにしても、短期で結果を求めすぎず、気長に待てるくらいの気持ちでいた方がいいでしょう」

 

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田川志乃

フリーライター。1児のママ。食や子育て、身近な生活に関する記事を中心に執筆中。