子どもにとって資格を取得することとは?


 子ども向けの新しい資格を創設する際、プログラミング教育の目的に検定試験が果たして沿うのか、サーティファイ社内では何度も議論が重ねられたとのこと。 「最終的には子ども向けプログラミング資格をスタートするに至ったのですが、一番大きな決め手になったのは、パソコンスクールに通われているシニアの方の学ぶ姿でした。資格は就・転職のためだけでなく、頑張る意欲に繋がったり、検定試験に合格することで自己肯定感や自信に繋がり、次の学びの意欲を後押ししてくれるケースが多数見られました。それが子どもにも当てはまるんじゃないかなって」と小林さん。 子どもにとっては就職はまだまだ先のことに思えるかもしれませんが、純粋に合格して嬉しい気持ちになったり、達成感を感じることでさらなる学びへの意欲を掻き立てる手段の1つになり得るのです。

 

検定試験を受けた子どもたちの反応は?


 「パソコンスクールや教育事業者の方から、実際に子どもたちが検定試験に合格して喜んでくれているとか、次は2級を目指して頑張っている、検定試験を使ってみてよかったという声をいただきます」と小林さん。 例えば、前回お話を伺った「スタープログラミングスクール」の「イオン市川妙典教室」の受講生、工藤嵩士くん(小学5年生)の例をご紹介します。 工藤くんは小学4年生の時にジュニア・プログラミング検定のGold級に合格。当時は最年少合格だったことや、年間で200個もゲームをつくったことでメディアにも掲載されたスーパーキッズです。受験して「自分が作っていないようなアイデアとか複雑なプログラムのつくり方が自分に備わったので良かったと思いました」と話していました。さらに挑戦したいことや目指しているものは?との問いに「ロールプレイングゲームを作ったり、本当に売っているようなレベルのゲームをつくりたいです」と話していました。

 

サーティファイのHP

では、実際に試験に合格した子のインタビュー記事が掲載されていますので、ご興味のある方は参考にしてみてください。