小林よしひささん「新米パパ大奮闘!たいそうのおとうさん」【後編】

母が料理が好きだったので、それを子どもにも伝えたい

 

ご自身の小さなころはどんな感じで育ちましたか?

 

小林よしひささん:

思い出すのは、外や公園に出たら誰かしら友達がいるような環境。だから、家にじっとしているというよりは、ずっと外で元気に遊びまわっているような子どもでしたね。

私は料理も好きなんですけど、それは母の影響が強いです。母が料理が好きで、よくその手伝いをしていました。そういうこともあって、離乳食もそうですし料理も作ります。

 

ご自身が育った環境で、受けつぎたいと思うことはありますか?

 

小林よしひささん:

やっぱり、食事についてですね。もともと料理することや食べることが好きだったので、食育アドバイザーの資格を取りました。食べることって、生きていく上でとても重要なことだと思います。それを、育児にも反映していけたらと思います。そういった意味では、体育も育児にどんどん反映していきたいですね。

 

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子どもがイヤイヤ期で、大変。もうどうしたらいいかわからない…というときの乗り越えかたを教えてください

 

小林よしひささん:

私の場合はまだ実感していないですが、ネットで調べたりして、「えーそんな時期が来るのかーー!」と思ったりします(笑)『おかあさんといっしょ』の収録に来る子でも、そういう時期の子がたくさんいましたね。現場で一緒のときは、ちょうど自我が出てくる時期だから、それを尊重してあげたいなというのはありました。イヤイヤ期って、その子が大人になる瞬間とも言いますよね。私が子ども対峙しているときに注意しているのは、「子どもととらえずに一人の人としてとらえる」ということです。

一括りに子どもといっても、いろんな性格の子がいるじゃないですか。乗り越え方としては、冷静になるというのは、とても大切だと思います。

ただ、自分の子どもだと、そんなに冷静にはいられないのかも…(笑)

 

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ワーママとしては働いて帰ってきて、お迎えから寝かせるまでバタバタ。分刻みのスケジュールのなかのイヤイヤはキツくて…

 

小林よしひささん:

まあ、なんかそれもひとつ楽しみながら行こうかなあっていうのはありますね。言うだけなら簡単ですし、実際は大変なんでしょうけど…。一歩引いて子どもと接することも、すごく大切だと思います。

「それは親の都合じゃないですか?」と、自分に問いかけてみると冷静になれたりしますかね。

あとは、イヤイヤとなった場合は遊びの延長に持っていくのがいいんじゃないかなって思いますよ。例えば、手を洗わないなら「おもちゃを洗ってあげよっか」って誘って、おもちゃを洗ってもらいつつ手洗いをさせるとか…。

なんでも、遊びに変換していくと楽しめるのかな。実際そうなってみないと、分からないですけどね(笑)。ただ、焦りは子どもに伝わると思うんです。だから、大変なことも、楽しみながら。

 

最後に教えてください!子育てについて一番大事なことって何だと思いますか?

 

小林よしひささん:

う〜〜〜ん、そうですね。

哲学的では全然ないのですが。一番最初に率直に思ったのは、「子育てとは、準備が大事」ということ。

いろんなことの準備ですね。心の準備もそう、モノの準備もそう。モノの準備なら、例えばミルクを飲ませるときも、あらかじめ哺乳瓶を消毒してすぐ使えるようにしておくとか。そうやって細かいことですが段取りをしておくだけでも、少しだけでも心に余裕が生まれることがあるのかなあ、と。ちょっとした先の準備をしておくだけで違うなと。…まあ、ついつい億劫になってしまうんですけどね。「ワンオペ育児」とも言われるような場合も、そういうこと一つでイライラが少しでも減るのかなあと思ったりします。

 

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毎朝のたいそうのおにいさんのときと同じ、明るい声でやさしく答えてくださった小林さん。よしお兄さんも、私たちと同じなんですね。なんだか、元気をもらった気がします!

 

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【PROFILE】

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小林よしひさ


NHK『おかあさんといっしょ』の11代目・たいそうのおにいさん。14年間の長い間務め上げ、2019年3月に卒業。同番組でスタジオの子どもたちと一緒に踊る「ぱわわぷ体操」や「ブンバ・ボーン!」は、世の子供たちのみならずママたちの元気の源になると話題に。また、大人気のキャラクター『すりかえかめん』とは、いまもなお親友とか。 現在は、各メディアでタレント活動や体操インスラクターとして活躍するかたわら、教育活動にも力を入れ始めている。

取材・文/松崎愛香 撮影/田尻陽子

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松崎愛香

フリーライター。小学生女子と保育園男子の2児の母。「読んでハッピーに」そんな記事を各ジャンルで執筆。