結成20周年を迎えるケロポンズ「子供は引っ張るんじゃなく、一緒に歩けたらいいな」

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コンサートだとダイレクトに子どもたちの反応がわかりますよね。今日も取材前に幼稚園でイベントをされてきたと聞きましたが、いかがでしたか?

 

ケロ:子どもたちも保護者の方もノリノリで、盛り上がりました。クリスマスシーズンだったので、たくさんのお母さんたちがクリスマスのコスチュームで盛り上げてくださいました!

 

ポン:イベントって毎回来てくれる子たちの年齢構成も違うし、あとは地域性もあったりして毎回反応が違うんです。イベントごとにプログラムを考えていくんですけど、子どもたちの反応を見ながら途中で内容を変えることもよくあります。子どもたちはやっぱりナマモノっていうか、いつもは盛り上がるのに今日はあんまり喜ばないなっていうものもあるんですよね。

 

ケロ:そうそう。たとえば体操やったあとは、絵本とかパネルシアターなど視覚的なものを見せるなど、手を替え品を替え子どもを飽きさせないようにしています。子どもによって反応は様々ですけど、年中・年長さんくらいだと言葉遊びもできるし、体操もある程度踊れるし、真似してって言ってもダイレクトに遊べますね。年少さんはまだ処理しきれないみたいで、ずっと口を開けたままステージを見てるっていう子もいます。でもエビカニクスになると急に立って踊ったりとか。逆にまったくやらない子もいますね。小学校の中学年くらいになると恥ずかしがってみんなの前では踊りたがらない子は多い。「俺はそんな子どもみたいなのやんないよ」って(笑)。でも家に帰ったらものすごい踊ってたっていう話は結構聞きます。

 

ポン:今日も幼稚園でみんなでエビカニクスを踊ろうとしたんですが、1人、絶対にやらない!って子がいました。事前にお母さんたちから、「踊る前にエビカニの爪(赤い軍手)をつけて踊りますので全員がつけるまで待っててください」って言われてたんですけど、その子は「絶対つけない!」って顔してた。「つけてあげようか?」って声かけたんですけど、「あたしはやらない」って。自分以外の全員がつけているのを見ても「はぁ〜」ってため息ついて。踊ってる時もみんなのことを見てたけど絶対やらなかった。

 

ケロ:意思がすごい強かったよね。

 

ポン:それが本当にやらなくてよかったと思っているのか、ちょっと後悔しているのかどっちなのかなって思ってたんですけど、帰り際に「ありがとね」ってその子の頭をなでなでしてあげようとしたら、ぱって避けられたんですよ。それで本当に嫌だったんだってわかって。後悔してたらかわいそうだなって思ってたんだけど、じゃあよかったって。楽屋戻ってから、あの子は自分の信念を通したんだから立派だよねって話してたんです。あそこまで貫く子はなかなかいないから感動しました。でもパネルシアターはニコニコして見てたから、踊りが本当に嫌だったんだと思う。

 

ケロ:そういう子もいるし、ちょろちょろ動き回ってる子もいるけど、子どもはみんなかわいい。ノリが悪い子がいても、無理にのらせようとは思わないですね。

 

ポン:子どもはみんな思ってることとかやることが違うから面白いですよね。積極的な子もいるし、ずっと黙ってるけど心の中では楽しんでいる子もいる。ほんとにそれぞれなんですけど、どれもダメじゃない。どんな受け方をしてくれてもその子なりの受け方なので、全部よしなんです。

 

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田川志乃

フリーライター。1児のママ。食や子育て、身近な生活に関する記事を中心に執筆中。