エスカレーターの片側乗りに警鐘!危ない目にあった親子は48%も

top

vol.7 エスカレーターの片側乗り

育児、仕事、家事、社会のこと、ママたちが普段気になっていることをCHANTOモニターに大調査!ママたちの「どうして?」を「なるほど!」に変える記事をお届けします。vol.7は「エスカレーターの片側乗り」についてです。

移動の際に欠かせないエスカレーター。関東、関西で違いはあれどどちらか片側に寄り、逆側を歩く人のために空けておくことが慣習となっています。しかし、歩いて移動する人が止まって乗っている人にぶつかったり、足を踏み外して転落する事故なども多く発生しています。

そのため、JR東日本をはじめとする鉄道会社や商業施設などで2列に並んで乗ることを呼びかける動きが広まっています。実は、エスカレーターの片側乗りよりも両側乗りの方が輸送効率がいいというデータもあり、その上安全。来年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、日本を訪れる外国の人たちも安心して利用できるような状況を整えようという意図もあるようです。

ママたちの中にも、歩いている人にぶつかられたり、子ども連れで片側に寄るのに苦労した経験がある人も多いのでは?今回はそうしたエスカレーターなどの移動手段のあり方についてCHANTOの読者モニターのみなさんと考えました。

 

<ひとつ前の調査結果に戻る> 「#KuToo」から考える、新時代に改善したい職場の服装ルールとは?

1905chanto-reseach2 約5割がエスカレーターの片側乗りで危険な経験


まずママたちに「エスカレーターで危ない目にあったことがありますか?」という質問をしたところ、48%の人が「危ない目にあったことがある」との回答がありました。

その多くが片側乗りによるもので、中でも多かったのは子どもと乗っている時のできごと。

「子どもと一緒に乗った時に、エスカレーターを小走りに登る方が子どもにぶつかってよろめいた事があります」、「子どもと乗っていたところ、歩いている人の荷物が子どもの顔にぶつかったんですが、気付かずそのまま行ってしまいました」など、大人の視界に入りづらい子どもに危険がおよぶというケースがほとんど。

 

また、「2人の子どもがまだ小さいため、両手を繋いで一緒にエスカレーターに乗る必要があるときも、片側を空けなければならないので怖かったです」と、小さな子どもと一緒だと片側乗り自体が怖いという意見も。だからといって並んで乗っていたら、後ろから歩いてきた人に舌打ちされたり文句を言われて怖かったという経験談もありました。多くの人が子どもや周りに気を遣いながら乗らざるを得ない状況のようです。

 

一方、近くにエレベーターがない場合などに、ベビーカーに子どもを乗せたままエスカレーターに乗るママを見かけたことがあるというコメントもありました。以前、車椅子がエスカレーターから転落し巻き込まれた方が亡くなる事故がありましたが、同様にベビーカーがエスカレーターで事故を起こした場合、子どもが危ないのはもちろん、他の人を巻き込んだ大事故になる危険性もはらんでいます。急いでいても、ベビーカーを畳んで乗る、もしくはエレベーターに乗るなどきちんとしたルールを守るようにしたいですね。

 

今すぐにエスカレーターの片側乗りを廃止することは難しいでしょう。それでも、子連れで安全を優先したい場合、荷物が多い場合、手をケガしている場合、生まれつき片方の手が動かせない場合など片側に寄れないケースがあることを誰もが頭の片隅に置いておき、互いに思いやりを持って臨機応変に対応ができたらいいですよね。

優先エレベーターも普及はしているものの…


育児中、エスカレーター以上に不可欠な移動手段なのがエレベーターです。

最近では、ベビーカーや車椅子の人を優先的に載せる「優先エレベーター」が設けられている商業施設も増えてきました。ただ、ベビーカーを使うママたちから「優先エレベーターを利用させてもらっているので感謝しかない」という好意的な声が集まる一方、その裏で実は困っている人も多いようです。

 

優先エレベーターの利用について聞いたところ、「ベビーカー以外の人が満員に乗っていて、譲ってもらえない」「ベビーカーで乗ろうとすると待っている人や乗っていた人に嫌そうな顔をされたことがある」など、嫌な経験をしたという人が多く存在しました。

もちろん、優先なのだから譲ってもらって当然という態度はいけませんが、子連れだけでなく車椅子など本当に必要としている人が気持ちよく使えるのが理想ですよね。子育て世代以外だと優先エレベーターの存在に気づいていないという人も多いので、その認知度が高まることが待たれます。エスカレーターの片側乗り廃止によりエスカレーターの利便性があがれば優先エレベーターも使いやすくなる可能性も考えられます。

 

これまでは移動の効率が求められてきましたが、誰もが安全に移動できるような環境を考えるタイミングなのかもしれません。急いでいるときはイライラしてしまうこともあると思いますが、ひとりひとりが思いやりの気持ちを持って行動できたらいいですよね。

 

取材・文/阿部祐子 イラスト/児島衣里

©️CHANTO調べ 調査期間:2019年3月13日〜20日 調査対象:CHANTOモニター84

bottom

阿部祐子

出版社に勤務したのち渡米し、長男を出産。帰国後はフリーライターとしてWEBメディアを中心に執筆を行う2児のママ。CHANTO webでは主に育児、アート、ハンドメイドなどの記事を担当。ライター業とともに、がま口作家としても活動している。週末は趣味の建築巡りと街歩きに、夫と息子たちを連れ回している。

4コマ「Web版お仕事はじめました!」|野原広子

連載テーマ : 【働くママのリアルがわかる! @CHANTO調べ】その他の記事