夫婦に歴史あり!  

引っ越しといえば誰もが思い出すでしょう、あの甘酸っぱい気持ち。僕も東京に引っ越してきた時は家賃3万、風呂なしトイレ共同の家に住んでました。夏は暑いし冬は寒い。それでも、部屋を出る時にはすべてが愛おしい気持ちになりました。あぁ、この台所で頭を洗ったな…、大家さんすげー怖かったな…とネガティブな出来事も何だか良い思い出となります。

 

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▲この夫婦の場合は40年の思い出があるわけですから…2人の出会いや、引っ越し当日の様子、 若かりし日の喧嘩や絆が深まった瞬間…その数々のシーンがフラッシュバックします。 観客は2人の過去と現在を見ていくうちに、2人がどれほどの愛で結ばれているのかを知っていきます。

 

夫婦に歴史あり。家には、その歴史が刻まれています。


お互いの良いところも悪いところも知り尽くした夫婦を見ると何だか嬉しい気持ちになります。こんな未来が訪れたらどんなに素敵だろう、と。結婚5年目のポンコツパパは正座しながら映画を観て夫婦円満の秘訣を探るのです。

 

とにかくコミニュケーションが円満の秘訣とみた!

アカデミー賞を獲った2人が夫婦役を演じているのですから見応え十分。しかも、お洒落で粋なキャラクターを演じてます。モーガン・フリーマンの愛嬌と優しさ、ダイアン・キートンの恐ろしいほどの可愛さ。めっちゃくちゃ可愛い夫婦です。そしてこの2人、とにかく喋る。喋りまくります。初共演とは思えないほどの息の合い方は、さすがとしか言いようがありません。

 

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▲相手を思いやりながら楽しい会話を続けます。40年以上も連れ添った夫婦なのにお喋りが物凄く楽しそう。 そして、お互いを笑わせるためのジョークをちゃんと心得ています。これだよ…大切なのはこれなんだよ…僕も息子を笑わせて満足していてはいけない。 ちゃんと妻を笑わせないと。

相手が落ち込んでいる時も、喧嘩をした後も、お互いに落ち込む出来事があった時もユニークなジョークを飛ばし笑い合う。それを自然にやっているこの2人、間違いなく僕の憧れの老夫婦だ!

 

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▲眺めがいい部屋に暮らすなら、一緒にその眺めを楽しむ仲のいい夫婦でありたいよね。