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■預金より利率が良い

金利の低い銀行にお金を預けるよりも、個人年金保険のほうが高い利率で年金を受け取ることが可能です。 バブル期には最高で6パーセント近くの予定利率だったのが、現在では1パーセントから1.75パーセント程度なのでかなり低く感じますが、それでも銀行に預金するより高利率となっています。 ちなみにバブル期の高利率の保険を支払えず、保険会社が身銭を切ってお金を支払う逆ザヤ状態になり、多くの大手保険会社が破綻しました。 そのため、契約者が保険金を受け取れないこともありましたが、現在では生命保険契約者保護機構により契約が保護されるので、安心して加入することができます。

■控除が受けられる

個人年金保険の場合、支払った金額によって所得から所定の額が控除されるため、節税にも役立ちます。 例えば毎月1万円の個人年金保険に加入している場合、1年間に支払う保険料は12万円とまり、ここから所得税は4万円、住民税が2万8千円控除されます(自治体により異なる場合もあります)。 サラリーマンの場合、年末調整の際に会社に申請すれば、あとは経理で計算してくれますので、還付金をもらうだけとなります。 個人年金保険は高いと思う人も多いかもしれませんが、税金が控除されることを考えると、かなりメリットが多いといえるのではないでしょうか。

■まとめ

個人年金保険についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。公的年金だけだと老後が心配という人は、個人年金保険に加入しておくのがおススメです。銀行よりも利率がよく計画的に積み立てができますので、ライフプランをしっかり計画することが可能です。 老後の資金運用の一つとして、個人年金保険を検討してみるのも良いかもしれませんね。