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「がん保険」の比較…正しい選び方のコツは「最近のがん治療」を知ること

マネー

2019.03.05

最近、芸能人やスポーツ選手のがん発症のニュースが相次いだこともあり、「がん保険」の加入についての相談が多くなっています。加入を検討する際に大切な「チェックポイント」をご紹介します。

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がん治療の資金は「貯金」または「保険」

いまやがんの罹患率は男性62%、女性46%と言われています。死の不安はもちろん、高額な治療費がかかることや、治療が長期化することによる収入の減少など、お金の面での不安も非常に大きい病気だと言えます。

がんへの金銭的な備えは、貯金で準備するという方法があります。十分な貯金があれば、わざわざ保険に加入する必要はないともいえますが、保険の最大のメリットは「小さな負担で、大きなリスクに備える」という点。

がんの治療費に100万円かかるとして、その貯金がなかったり、貯金があってもマイホームや教育資金に必要という場合、毎月数千円程度の負担で大きなリスクに備えられるがん保険は、頼もしい存在です。

2030代など年齢が低うちは保険料が安く、特に女性は安いので、家系的なことも含め「がんへの不安」が大きい方は加入を検討していいと思います。

保険内容は「最近のガン治療」の状況に合わせて 

「がん保険」は保険のなかでも最も種類が多い保険と言われ、保障内容や保険料はもちろん、貯蓄型か掛け捨てか、終身か定期か、など保険のタイプもさまざまです。

そのため、加入する際のチェックポイントも細かく挙げていくとかなりの数にのぼり、かえって混乱を招くことになります。「最近のがんの治療に適した内容かどうか」という視点での、2つのチェックポイントは以下です。

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 ①「抗がん剤治療給付金」「放射線治療給付金」が充実したものを選ぶ
→「抗ガン剤治療を受けた月は、回数を問わず毎月1020万円受け取れる」など

②「上皮内がん」も対象になっているものを選ぶ
→保険料免除特約にも上皮内がんが適用されるものだと、さらによい

 この2つの理由について、次ページでさらに詳しく解説します。

最近のがん治療の主流を知ろう

 

「抗がん剤治療給付金」「放射線治療給付金」が充実したものを選ぶこと

がんの標準治療である「手術・抗がん剤治療・放射線治療」のうち、手術後もしくは手術をせずに「抗がん剤治療」「放射線治療」を受けるケースが増えていることが関わってます。

「抗がん剤治療」「放射線治療」は入院ではなく、通院して行うのが一般的。最近の手術は入院日数が短くなっているので、「入院給付金」よりも「治療給付金」が充実したタイプを選ぶことが重要だといえます。

「治療給付金」は治療のために仕事を休んだとき、収入を補填するものと考えることもできます。

 ②「上皮内がん」も対象になっているものを選ぶこと

「がん保険」では、支払対象になるガンの状態を「悪性新生物」か「上皮内新生物(上皮内ガン)」かによって判断するケースがあるからです。

「上皮内がん」はがん細胞が臓器の上皮にとどまっているタイプで、根治する可能性も高く死に至る危険な状態ではないことから、支払い対象外だったり、保障内容が低くなる保険もあります。 

しかし最近では早期発見が増えていて、その多くが「上皮内がん」と言われています。また、乳がんでは「上皮内がん」であっても「悪性新生物」の場合と同じ治療が必要とされるケースもあり、数十万円の治療費がかかることも。女性の場合は特に「上皮内がん」も対象となる保険をおすすめします。

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またがん保険では、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)などにかかったとき、それ以降の保険料が免除される「保険料免除特約」をつけることもできます。しかし「上皮内がん」だと、この特約の条件とならない保険もありますので、その点もしっかり確認してください。

「治療給付金重視」の保険選びのポイント

 

筆者も昨年末「がん保険」を見直し、「治療給付金」重視の保険にかけかえました。その中で個人的に実感した、その他のチェックポイントを最後にご紹介します。

●「解約返戻金」のあるがん保険もあるが、現時点では貯蓄性は期待できないので「掛け捨てタイプ」がおすすめ

●保険料は「終身払い」がおすすめ。「60歳払済」など期間を決めた保険料より割安になるうえ、「保険料免除特約」をつければ「三大疾病」などにかかった後、保険料を払わなくて済む。

●「更新型」の保険は若いうちは保険料が安いが、罹患率が高まる5060代以降にかなり高くなるので、おすすめできない。

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ライター:小中島 浩昭
出版社の編集者を経て、フリーのマネーライターに。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ。手間をかけずにお金を貯める方法を模索中。妻、高2、高1の年子、老犬の5人家族。 

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