2019.05.06

【シングルマザー必見!】教育費が無理なく貯まる賢い備え方

 金銭的にラクになれば、精神的にもラクになる

竹下さん4回目_画像2shutterstock_651843769

 

そのほか、公的な支援は多数あります。

「児童育成手当や医療費の一部助成、保育料の免除・減免、所得税・住民税の減免、交通機関利用料金の割引、上下水道料金の割引等々。自治体によって内容は異なるので、チェックしてみてください」

 

毎月の支出で負担の大きい住宅費用も、シングルマザーを対象とした住宅手当が用意されています。自治体によって支給額は異なりますが、平均5000円~1万円の支給が相場(所得制限あり)。

「各市区町村の福祉事務所では激安の住まいを斡旋してもらえるので、それを活用するのも手です」

 

シングルマザーの中には、公的な支援を受けることを「申し訳ない」「恥ずかしい」などと感じ、一人頑張って頼ろうとしない人もいるそうですが、「割り切って助けを請うたほうがいい」と竹下さんは助言します。

「子どもの教育費を確保するためですから。公的な支援を受けて金銭的にラクになるのに加えて、精神的にラクになれるので大きいですよ」

 

大学資金となる児童手当には手をつけない


一方、大学進学の資金は前述したように大金を必要とするため、家計とは別に貯めていくのがポイント。

「大学の教育費こそ時間を味方につけなければなりません。早いうちから積み立てなどでコツコツ貯めていくように」

 

その原資となり得るのは「児童手当」。0歳から中学卒業(15歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の子どもを養育している人に支給される手当です。月額の支給額は子どもの年齢と出生順で変わり、3歳未満が一律1万5000円、3歳以上小学校終了前は1万円(第3子以降は1万5000円)、中学生は一律1万円(所得制限世帯約960万円以上は15年間一律5000円)。

 

「0歳から15歳まで児童手当を貯めた場合、総額は子ども一人あたり約198万円になります。満額は難しいにしても、ある程度まとまった金額を蓄えられて、もっともお金がかかる大学初年度の資金にあてられます」

 

家計が苦しくなると、児童手当をつい生活費に使ってしまいがち。シングルマザー家庭の場合、そのリスクはより高まるでしょう。

「ですから、最初から生活口座と切り分けて別口座で貯めるなど、ひと工夫して児童手当を死守するようにしてください」

 

なお、児童手当は先に説明した児童扶養手当と併用してもらうことができます。

 

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百瀬康司

フリーライター。キャリア20年以上。貯蓄、節約、投資、副業などマネー関連のノウハウとその成功者を数多く取材し、雑誌、Web、夕刊紙、書籍などで執筆を行う。