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FPが考える〝夫婦別会計〟で貯めるためにやるべき「4つのこと」

マネー

2018.07.19

「収入はけっこうあるのに、貯金ができません」。FPである筆者が共働き夫婦のお宅に家計の取材で伺うと、こんな声をよく聞きます。毎月赤字ではないけれど、自分たちの「実力」からすると、もっと貯まっていいはず。「やはり、〝夫婦別会計〟が問題なのか?」と戸惑いを感じているようなのです。

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そもそも、共働きの〝夫婦別会計〟は1980年代、いわゆる「DINKS」の増加とともに登場した家計運営スタイル。「寿退社で専業主婦」という既定路線に別れを告げた女性たちが、結婚後も仕事を続けて経済的・社会的な自立を目指したことが背景にあります。

そんなモチベーションの高さと収入力を活かし、〝夫婦別会計〟でも貯められる方法を考えてみたいと思います。まずはじめに、「高収入なのに〝夫婦別会計〟は貯まらない」と言われるのはなぜでしょうか?

〝夫婦別会計〟が貯まらないには、理由があった!!

共働きの〝夫婦別会計〟とは、「夫婦の生活費をふたりの収入から出し合い、生活費以外はお互いに自由に使う」という家計運営のスタイルです。一方、〝夫婦同一会計〟は、「夫婦の収入をすべて合わせ、生活費や貯金に計画的にお金を振り分ける」というスタイル。

実際に〝夫婦別会計〟のご夫婦に、そのデメリットを伺うと、「なぜか貯まらないし、相手がいくら貯めているのかもわからない」という声が圧倒的多数。そして、「相手の給料がいくらなのか知らない」という声も多く、なかには「貯金どころか借金があった」というケースもありました。

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さらに、どうして貯金ができないのか聞いてみると、
「お金は自由に使えるという意識が強く、貯金するより好きなことに使ってしまう」
「その気になればいつでも貯められるので、いま貯めなくてもいいと思ってしてしまう」
「相手が貯めているだろうと油断し、積極的に自分で貯める意思がない」

などなど、「貯める意識」に問題があるケースも次々に浮上してきました。

家計簿(つけていないほうが多数)を拝見し、家計の内訳をチェックすると、食費・外食費、日用品費、水道光熱費、スマホ代・通信費など、「やりくり費目」の支出が多いのが目立ちます。また、「欲しいから、食べたいから買っている」という衝動的な消費マインドも〝夫婦別会計〟の特徴です。

さて、では〝夫婦別会計〟が活かすべき「強み」とは何でしょうか…?

 個人の裁量とモチベーションを活かす「4つのこと」 

先ほど〝夫婦別会計〟のデメリットをご紹介しましたが、実は強力なメリットもあります。それは、「自分のお金を自由に使える裁量がある」ということ。個人の自由を実感できることがモチベーションとなり、仕事にも人生にも前向きに向き合うことができるというのです。

 

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自分のお金を自由に使える「モチベーション」を活かし、〝夫婦別会計〟で貯める方法を考えてみました。 

共働き夫婦でもトライしやすいよう、前提として…
●「自由に使えるお金=おこづかい」の金額は現状のまま減らさずにキープ
●「食費」と「日用品費」のやりくりは、手間も時間もかかって面倒なので放置する
…こととします。

そのうえで、次の「4つのこと」を行動に移してみましょう!

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①「3つの固定支出」を減らす
ちまちま節約するより、「支出を減らす家計作り」に着手。「スマホなどの通信費」「電気、ガス代」「保険」の3つの固定支出について、契約を安いものに変更します一度の決断と実行でその後は何もしなくても、合理的に節約できます。

②消費ポリシーを持つ
自由にお金を使う以上、消費ポリシーを持つことは必須。生活費もおこづかいも「自由に使う」というコンセプトで、「必要なものは買い、ムダなものは買わない」という主義を貫きましょう。これは「特売品のまとめ買い」より効果的です。

③貯金スタイルを共有する
「なんのために、いつまでに、いくら貯める」など、貯金の目的を夫婦で共有します。また、月々で貯めるかorボーナスで貯めるかを決めて、お金の使い方にメリハリをつけます。

④リスク分散の投資をする
預けっぱなしの預金より「将来の資産を自分で作る」投資は、自分で主導権を持ってお金を貯めたい〝夫婦別会計〟に、うってつけの資産形成法。「NISA」や「iDeCo」などの優遇制度を利用して、「長期でリスク分散の投資」をするスタイルがおすすめです。

実際に行動してみれば、「貯まる体質」に変化していくことが実感できるはずです。

今回は、これまでの取材とFPとしての視点からご提案をしましたが、実は筆者にも「共働きの夫婦別会計」時代があり、そのときにこの方法を実行していたら…個人の活力はいまより強かったかもと、思ったりしています(笑)。

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ライター:小中島 浩昭
出版社の編集者を経て、フリーのマネーライターに。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ。手間をかけずにお金を貯める方法を模索中。妻、高2、高1の年子、老犬の5人家族。

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