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教育費の補てんにも!!売買益が非課税の「ジュニアNISA」がオススメ

マネー

2018.06.04

子どもの教育費用は学年があがるにつれて増えていき、まるで底なし沼のよう…これ、本当です。

ずっと国公立に行かせるつもりでも、公立が不合格で私立に行くことになったり、予想外に塾代がかさんだりすることも。子ども保険や学資保険に入ったり、積み立て貯蓄をして教育費に備えている人も多いでしょう。

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とはいえ、保険や貯蓄だけでは足りない分を補てんするために、少しでもお金を増やせる可能性がある投資にもチャレンジしたいところ。

そこで、2016年から始まった「ジュニアNISA」の使い勝手を検証してみました。

子ども名義の投資で、売却益や配当金が無税になるメリットが!

ジュニアNISAの正式名称は「未成年者少額投資非課税制度」といい、20161月から始まった制度です。株や投資信託の売却益や配当金などは、普通は20.315%の税金が差し引かれるので、実際の“手取り”はだいぶ目減りします。

ところが証券会社に子ども名義でジュニアNISA口座を作ると、売却益や配当金などが非課税になり、まるまる手にすることができるのです。

どんな制度なのか、さっそく次のページで詳しく見てみましょう!

<「ジュニアNISA」の概要>
●利用できるのは…日本在住の0歳~19歳の人(口座を開設する年の11日現在)
●非課税になるのは…株式・投資信託等への投資から得られる配当金・分配金・譲渡益
●口座開設可能数…11口座
●非課税投資枠…新規投資額で毎年80万円が上限
●非課税期間…最長5年間
●投資可能期間…2016年~2023
●払い出し…18歳までは原則として払い出しができない

毎年80万円までの投資に関して、配当金などの利益に税金がかからないわけです。ただ、気になるのは、「払い出し」です。非課税にはなるものの、どんなに投資でもうかっても18歳まではお金を引き出すことができません。

正確には「口座開設者が18歳に達する学年の1231日までの間は、原則として払出しができない(災害等やむを得ない場合には、非課税での払出しが可能)と決まっているので、高33学期になれば払い出しができます。

0歳から始めると18年間おろせないのだからちょっと長く感じますが、大学資金目的で貯めていく学資保険と同じようなイメージです。そう考えると、教育資金の預け先のひとつとして候補にできそうです。

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申し込みはオンラインでサクっと→1週間ほどで投資可能に

筆者の子どもは高校生なので「貯められる期間は短いけれど、何事も挑戦あるのみ!」と、とりあえずネット証券で子ども名義でジュニアNISAの口座を作ってみました。

金融機関によって異なりますが、子どもの口座を運用管理するのは「口座開設本人(未成年者)の二親等内の親族」といった決まりがあり、保護者(運用管理者)が同じ証券会社に口座を持っている必要があります。

口座開設はオンラインでもできるので、入力フォームに名前や住所など必要事項を入力するだけで申し込み、口座開設手続きはさくさく進みます。

1週間ほどすると郵送でIDやパスワードが送られてくるので、オンラインでログインの手続きをすれば取引が始められます。ATM用のカードを使って入金する方法もありますが、専用口座に振り込んでもOKです。

口座開設申し込みからわずか1週間ほどで、ジュニアNISA口座で投資ができるようになりました! 思った以上に簡単です。

「子どもが使える株主優待」を狙って銘柄をチョイス

とはいえ、18歳まで引き出せない以上、たくさんお金をつぎこむのは不安です。そもそも投資である以上、元本割れするリスクがあるから、大金を運用するわけにはいきませんしね。

そんなわけで、筆者は子ども名義の貯金から30万円をジュニアNISA口座に移しました。

ジュニアNISAでは株式や投資信託が購入できますが、筆者は
●10万円前後で買える株式(1つの株だけドーンと買ってしまうと値下がりリスクが大きいし、複数の銘柄を購入して楽しみたかったから)
●子どもが使える株主優待がもらえる銘柄
●配当金が出る銘柄
を条件に銘柄をチョイスしました。

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実際に購入したのは
●「ディア・ライフ(銘柄コード3245)」
10045300
●「秀英(銘柄コード4678)」
100株4万7500
●「ブロードリーフ(銘柄コード3673)」
100109400円(分割前の金額)
です。

それぞれ株主優待と配当金で
●「ディア・ライフ」株主優待
1000円のクオカード・配当金2100
●「秀英」株主優待
500円の図書カード×年2回・配当金1200
●「ブロードリーフ」株主優待
2000円のクオカード・オンラインショップで使える2000円の金券・配当金1100
がもらえます。

金券類はNISAでなくても非課税ですが、配当金に税金がかからないのは嬉しいですよね。

もしこれから5年間これらの株を保有し、毎年株主優待と配当金をもらい続けると、それだけで52000円のもうけに! 購入金額は約20万円だから5年間で25%増となり、普通の預金では考えられない利回りです。

届いたクオカードと図書カードは子どもにあげて、ブロードリーフの金券はオンラインショップで珪藻土バスマットをもらい、家族みんなでメリットを享受しました。

その後、「ブロードリーフ」が株式分割でだいぶ値上がりしたので122000円で売却し、代わりに「ハニーズホールディングス(銘柄コード9201)」を約10万円で購入。

30万円でスタートした口座は売却益や配当金が増えた分、現在は32万円台になっています。株主優待も配当金もうまく回っていて、いい感じです!

売却損が出ても、売却益と相殺できないのがもうひとつの難点

ところで、ジュニアNISA18歳まで引き出せないのが難点ですが、もう1つのデメリットは「売却益と売却損を相殺できない」ことです。

たとえば一般口座の場合、ある株を売って100万円の利益が出たら20.315%の所得税が利益から差し引かれます。でも、同じ年に100万円の損が出たら、確定申告すれば損益が相殺されて税金は0円になります。

ところがNISAやジュニアNISAの場合、もうけが出ても課税されない代わりに、損が出ても損益通算で救ってもらうことができないのです。

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そうしたデメリットを踏まえても、やはり子ども名義で年間80万円分まで非課税で投資できるのは魅力です。筆者も、今後は自分のNISA枠(大人の場合は年120万円)を使い切った後、どうしても欲しい銘柄があったらジュニアNISA枠で購入してもいいかなと考えています。

また、2親等以内の親族が運用管理できるので教育資金援助などを目的に、祖父母に頼んで孫の名義で口座を開設してもらうことも可能。年110万円までは贈与税がかからないので、年80万円までのジュニアNISAだけなら贈与税の問題もありません。

投資である以上は損する可能性もあるけれど、うまく活用すれば非課税で投資を楽しめるジュニアNISA。株主優待も含めて家族で楽しむつもりで、少額から始めてみてはいかが?

田村みのり
会社員(人事・経理)を経てフリーライターに。年金組合の破たんで数百万円を失った経験から、分散投資の重要性を痛感。その後、教育資金・老後資金を貯めるために投資信託や株、純金積立などさまざまな財テクに挑戦してきた実績を持つ。女性誌やwebでマネーや教育、生活情報記事などを執筆。高校生、大学生の2児の母。

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