■年金保険に加入するメリットとは?

年金保険に加入するメリットは、実にさまざまです。 近年増加しているのが、「確定年金を契約し、退職後から公的年金の支給開始までのつなぎにする」という意見です。確かに公的年金の支給開始時期は、徐々に遅くなってきています。また年金受給開始時期を遅らせることで、毎月の支給金額が上乗せされるといった特典も用意されています。 年金保険で間の期間を補うことができれば、公的年金との付き合い方についても、余裕をもって検討しやすくなるのかもしれませんね。 また公的年金だけでは支給金額が足りないのでは……?と思うときにも、年金保険で年金額をプラスすることができます。公的年金とは違い、将来の生活設計プランに合わせて微調整がしやすいという特徴があり、豊かな老後を送るためのサポートをしてくれることでしょう。 また個人年金保険料控除の仕組みで、税金を節約することもできます。1年間に支払った保険料の金額に応じて所得税が軽減されますから、「ただ単純に老後資金として積み立てておく」よりも、お得になると言えそうですね。

■年金型保険加入のデメリットとは?

将来のために、貯蓄に励む方は決して少なくありません。現役世代のうちからコツコツと頑張ることが、豊かな老後につながるのかもしれませんね。このような考え方を持つ方々にとって、年金型保険に加入するメリットは非常に大きくなると思いがちですが……実際には注意するべきポイントもあります。 年金型保険に加入するデメリットは以下のとおりです。 ・途中解約すると損をするケースが多い


・インフレに弱い


・早く亡くなった場合、メリットが少なくなる可能性がある


・生命保険会社の破たんによるリスク 年金型保険は、長期加入を前提とした保険です。「保険料の支払いが難しくなった」「急に現金が必要となった」といった場合に中途解約をすると、かえって損をする可能性があります。また長期的に保険会社とのお付き合いをしていくことになりますから、保険会社の破たんについても注意が必要です。