注目のキーワード

注目のキーワード
コピーしました
お使いの端末は
この機能に対応していません

還元率だけにこだわっちゃダメ! ポイント還元率「改悪」時代のクレジットカード選び

マネー

2018.07.12

【写真1】shutterstock_139680361

クレジットカードの新規加入や乗り換えを考えるとき、もっとも重要視するのはポイントの還元率だと思います。理由は言うまでもなく、還元率が高いほどポイントをザクザク貯められるから。したがってカード選びでは必然的に、「高還元率カードを持ちたい!」と考える人が多いのではないでしょうか。そんなユーザーの願いとは裏腹に、近年、高還元率カードの存在が危ぶまれています。

 

ポイント還元率ダウン、新規募集停止のカードが続出している

 

「高還元率カードと称されたものの多くが、還元率ダウンや新規募集停止になっている。“改悪”が続出しているのです」

 

こう語るのは、クレジットカードやポイントの制度の専門家であり、ポイント交換案内サービス『ポイ探』を運営する菊地崇仁さん。ここ数年の改悪事例をいくつか紹介してもらいました。

 

【還元率ダウン&新規募集停止の改悪カード事例】

〇漢方スタイルクラブカード 年会費1500円(初年度無料)

・還元率1.75%→1.5%(201512月から)

・新規募集停止、20183月からリーダーズカードに強制的に切り替わる

 

〇レックスカード 年会費無料

・還元率1.75%→1.5%(20176月より)→1.25%(同年10月より)

 

〇ライフカード 年会費無料

・誕生月ポイント5倍、還元率2.5%→3倍、還元率1.5%(20177月より)

 

〇リーダーズカード 年会費2500円(初年度無料)

・還元率1.5%→1.1%(201512月より)→1.25%に改善(201710月より)

 

〇エクストリームカード 年会費2500円(年間30万円以上使えば無料)

・還元率1.5%→20175月から新規募集停止、同年9月からリーダーズカードに強制的に切り替わる

 

〇リクルートカードプラス 年会費無料

・還元率2.0%→20163月で新規申し込みの受け付け終了

 

新基準は還元率+「使い勝手」「付帯サービス」

【写真2】shutterstock_1007234428

なぜ、このような改悪が増えているのか。菊地さんはその理由をこう分析します。

「ユーザーはポイント獲得のために高還元率カードを持ち、賢く使いこなせるようになっています。たとえば誕生月がポイント5倍なら、その月にあわせて大量に買い物するなどするわけです。そういった行動がカードを発行する企業の経営を圧迫し、高還元率を維持できなくなったのだと思います」

 

一般的なポイント還元率は0.5%。高還元率は1%以上と言われています。かつては2%や1.75%といった高還元率カードがあり、お得なものがひと目でわかりました。しかし、改悪が増えたいまは突出したものが少なくっているそうです。

 

「ポイント還元率だけではカード選びが難しいということ。1%の還元率を基本とし、その他の要素を加味してセレクトすべきでしょう」

 

菊地さんが挙げる還元率以外のセレクト要素は以下2つ。

 

①使い勝手の良し悪し

「自分の日頃の消費行動に適したカードなのかどうかです。ミスマッチで使い勝手が悪かったら、いくら高還元率でもポイントは貯まっていきません。たとえば、『タカシマヤカード』は高島屋の利用で還元率8%ですが、高島屋で買い物しない人にとっては宝の持ち腐れに。自分のライフスタイルに合致したカードを選ぶのは鉄則中の鉄則です」

 

②付帯サービスの充実度

「高還元率に代わり、付帯サービスに力を入れるカードが増えています。付帯サービスとは、海外旅行傷害保険やショッピング保険などの付帯保険をはじめ、割引などの各種のお得な特典のこと。その充実度を判断材料にします。ただし、付帯サービスも自分にとって使い勝手の良いものでなければ無意味となるため、きちんと見極めましょう」

 

「何に使っても」「どこで使っても」1%のお得カード

 

①と②のセレクト要素それぞれのジャンルで、おススメのカードを挙げてもらいました。

 

まずから。推奨するのは「Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)」と「P-one(ピーワン)カード<Standard>」の2枚です。

 

オリコカードはポイント還元率1%。100円につき1ポイントが貯まり、入会後半年間は還元率が2%にアップします。年会費永年無料。

 

ピーワンカードはカード利用後、請求時に自動で1%割引になります。割引の上限はなく、光熱費などの公共料金や国民年金保険料もその対象に。年会費無料。

 

「この2枚の魅力は、カードを利用する目的や場所に関係なく、1%のポイント還元や割引を得られます。何に使っても、どこで使っても一律に1%のお得なので使い勝手良しです」

 

ただし、カードを使う目的や場所がハッキリしているなら、それに応じたカードを選択するのが正解。たとえば、ネットショッピングでの決済が多く、楽天市場をよく利用するなら、楽天カードを持つということ。高還元率につながり、ポイントも貯まりやすくなります。

 

憧れの「プラチナカード」をいまがチャンス!

【写真3】shutterstock_141263056

次の②については、一般カードではなく、「プラチナカード」を推奨。付帯サービスの充実度でいえば、一般カードよりゴールドカードが勝り、そのゴールカードよりプラチナカードは勝るといいます。

 

「代表的な付帯サービスのひとつがコンシェルジュサービスです。レストランやホテルの予約、トラブル相談、贈り物の依頼など、何でも電話1本で対応してもらえます。ワーママさんであれば、ママ会のお店探しなんか便利だと思いますよ。人数、予算、場所、ベビーカーOKなど条件を伝えれば、該当のお店をチョイスしてくれるんです。また、休日や旅行先などで子どもが急に熱を出しときの病院探しもすごく助かるでしょう」

 

ほかにも、ポイント制度の優遇、レストランの優待、プライオリティパス、最高1億円の旅行傷害保険など、目を見張る付帯サービスばかりが並びます。

 

とはいえ、プチラチナカードといえば年会費は高額。ゴールドの上のランクなので敷居が高く、入会審査をパスするのも難しいと思っている人が多いのではないでしょうか。たしかそれは事実ですが、すべてのカードがそうではないといいます。

 

「年間2万円台の格安プラチナが意外と多く、それらは審査のハードルも一般カードに比べてそれほど高くありません。たとえば、『ジャックスカードプラチナ』。年会費は2万円。ポイント還元率は常時1.5%で、年間の利用額に応じて最高2%までアップします。付帯サービスも前述したように充実していますよ」

 

改悪が進むカード新時代は、還元率以外のセレクト要素を知る絶好の機会。じっくり吟味して、次の時代も賢くカードを使いこなしましょう!

 

教えてくれたのは

菊地崇仁さん

クレジットカードやポイントの専門家として、テレビや雑誌、セミナー講師としても活躍中。All About「ポイント・マイル」のガイド。ポイント交換案内サービス「ポイ探」を運営する。

ポイ探検http://www.poitan.net/

 

あなたにオススメの記事

マネーテーマ : 【節約】その他の記事

節約
もっと見る