旭化成ホームプロダクツHPより

 

—— コロナ禍で注目されたものの一つに“食費”があるかと思います。食費を節約するうえで、「こんな風に考えると楽しく節約できる」というコツがあれば教えてください。

 

丸山さん:

個人的には、もやし、鶏むね肉、豆腐、卵は定番で買っています。鶏むね肉は、国内産業務用で2キロ790円くらいで売られています。これをどれだけ美味しくやらかく家族がよろこぶメニューにできるかを考える。といったゲーム感覚で安い食材でも美味しく食べる工夫をすると楽しくなると思います。

 

ちなみに、鶏むね肉はお酢、砂糖、マヨネーズ、酒、みりん、オイル、ヨーグルト、塩麹、甘酒などに漬け込むことで、やわらかくなります。下味冷凍をした鶏むね肉は、調味液が胸肉に浸み込んで、お肉をやわらかくする効果があります。

 

—— 下味冷凍、ここでも登場ですね。

 

丸山さん:

あとは、アヒージョなど節約っぽく見えないメニューを考えると楽しいです。中の具材は安い食材でOKです。残ったオイルは翌日バケットに塗ってカリっと焼いて朝食にするのもいいですね。

 

おうちレストランや子どもと一緒にパンを作る(生地はホームベーカリーにおまかせでOK!)、お菓子を作るなど、買ったり外食したりすることが当たり前となっているものを作ってみるのも、また楽しいと思います。

 

画像:写真ACより

 

—— 旅行会社、コンビ二店長などを経て、節約アドバイザーとして独立された丸山さんですが、旅行会社、コンビニ店長の経験を活かした節約術はありますか?

 

丸山さん:

コンビニのPB商品は、安くて品質もよいので、スーパーへわざわざ行かずに済み、余計な買い物をしなくて済みます。お中元やお歳暮、クリスマスケーキ、年賀状印刷の早割などもあるのでうまく使うと節約になります。

 

旅行に関しては、行きたい方面に特化した旅行代理店で予約をすると、現地のオプショナルやホテルなどの融通がききます。個人的に旅行は、カード、ポイント、クーポンを組み合わせて使います。一番お得になる組み合わせを見つけるのも楽しいですよ。

 

画像:写真ACより

 

—— 丸山さん自身はコロナ禍で家計の見直しはしましたか?もしくは新しく始めた節約術はあったのでしょうか?

 

丸山さん:

家計の見直しについては、コロナ以前に大きいものはしていたので、コロナで見直したものは前出の教育費くらいです。もともと外食はあまりしないのですが、それでもやはり自炊が増えました。ほぼ毎週業務用の鶏むね肉を2キロ買うようになりました。あと、外出自粛中はパンを焼いていたのですが、体重が増えたので解除とともにやめました(笑)

 

新しく始めたことは、ベランダのミントでハーブウォーターを作るようになったことです。家のミントで作るので、茶葉代が少し節約になっています。

 

画像:写真ACより