■年末調整ができる控除の種類について

控除が受けられるのは、下記の通りです。 ・基礎控除 ・配偶者控除、配偶者特別控除 ・扶養控除 ・生命保険料控除(生命保険料控除、介護医療保険料控除、個人年金保険料控除) ・地震保険料控除 ・社会保険料控除 ・障害者控除 ・勤労学生控除 ・小規模企業共済等掛金控除 ・住宅借入金等特別控除 ・寡婦控除 なお、医療費控除や1年目の住宅借入金等特別控除は、年末調整ではなく確定申告において控除を受けることになります。

 

■増える人が大半だが、中には減ってしまう人も?

主に12月の給料が増える人は、下記の通りです。 ・生命保険や地震保険に加入し、掛け金を支払っている ・フルタイム勤務だった配偶者がパートまたは専業主婦になった ・夫と死別または離婚して、シングルマザーになった その一方で、給料が減ってしまう人も中にはいます。 ・配偶者の収入が増えた ・子供が社会人になって扶養家族から外れた 増えたから得、減ったから損ということはありません。あくまでも、1年分の税金を精算して12月の給料時に調整しているだけなので、増えたときはオトク感があるかもしれませんが、減っても驚かないようにしましょう。