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平均所得551万6000円…生活が苦しい世帯が4年ぶりに増加した

マネー

2019.07.16

将来の養育費や生活費など、家計をうまく回していくのは一苦労。厚生労働省の調査では、「生活が苦しい」と答えた世帯が4年ぶりに増加したそうです。どのような背景があったのか、早速チェックしていきましょう。

 

「生活が苦しい」と感じる世帯は約6割!?


厚生労働省が今月発表した「平成30年 国民生活基礎調査」では、各世帯の「生活意識の状況」などを調査。生活が「大変苦しい」「やや苦しい」と答えた割合は全世帯の57.7%でした。約6割の世帯が「苦しい」と回答する結果になっています。さらに世帯別で見たところ、「苦しい」と感じる「高齢者世帯」は55.1%。「児童のいる世帯」が62.1%だったので、若い世帯の方が生活に苦労しているようです。

 

「苦しい」の割合が増加したのは実に4年ぶりのこと。ちなみに昨年の調査では、全世帯の55.8%が「苦しい」と回答しています。世帯別で見ると「高齢者世帯」が54.2%で、「児童のいる世帯」は58.7%。昨年から今年にかけて、全ての世帯で「苦しい」と回答した割合が増加していることがわかります。

 

また同調査の「各種世帯の所得等の状況」を見ると、1世帯あたりの平均所得は551万6000円。こちらも4年ぶりに減少に転じています。世帯別では「高齢者世帯」の平均所得が334万9000円で、「児童のいる世帯」は743万6000円でした。さらに年金を受給している高齢者世帯のうち、収入源が“年金のみ”という世帯はおよそ半数を占めることが判明。所得の減少が、「生活が苦しい」という感覚に繋がっているのかもしれません。

 

「収入減」だけが苦しい理由じゃない!?


実際に、家計の管理に苦労している女性は多いようです。「お給料やボーナスも中々上がらないよね…。共働きの家庭でも生活が苦しいと思う」「収入が増えなくても出費は増える。毎月お金をやりくりするだけで一苦労です」「お給料がずっと変わらないから、プラスアルファで貯金ができない」といった声が続出。「年々ボーナスが減ってます」「今年はボーナスがカットされた…」と訴える人も見られました。

 

収入がなかなか上がらない一方で、支出の増加に悩む人も。「養育費や食費がどうしてもかかるので、節約しても追いつかない」「子どもがいる家庭は贅沢できる人の方が少ない。子どもの成長に合わせて年々出費が大きくなります」「食料品も値上がりしてるし、増税もあるからね…。生活がさらに苦しくなる」などのコメントが寄せられています。

 

子どもや自分たちの将来を不安に感じる人も多く、「子どもたちに頼るわけにもいかないし、かといって年金も不安だからどうしよう…」「貯金が全然できてないのに、進学のことを考えると憂鬱です」と悲痛な声が。「『苦しくない』人が42.3%もいるのがすごい…」と感心する人まで登場していました。

 

高校から大学までの教育費の負担額は?


子どものいる家庭では、「教育費」の負担がつきもの。日本政策金融公庫が今年発表した「教育費負担」に関する調査を見ていきます。

 

高校入学から大学卒業までにかかる「入学費用」と「在学費用」の累計は、2018年度で子ども1人あたり953万4000円。高校3年間の費用は237万4000円で、大学に入学した場合は716万円が加わります。2017年度は935万3000円だったため、昨年と比べ18万1000円増加していることが判明しました。

 

さらに「教育費の捻出方法」を調査したところ、1位はやはり「教育費以外の支出を削っている(節約)」という結果に。「預貯金や保険などを取り崩している」「奨学金を受けている」が2位、3位と続きました。

 

子育てをしていると、思った以上にお金がかかってしまいます。上手なやりくりを身につけて、上手く家計を管理していきたいですね。

 

文/河井奈津

 

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