■ボーナスはもともとないものとして取り扱う

ボーナスはその企業の業績によって上下します。よって景気の良しあしに関わらず、勤務先の企業の業績が好調であればボーナスが増えますし、逆に低調であればボーナスは減ることになります。 企業が存続の危機にひんしている場合などは、ボーナスが大幅減額、最悪の場合支給されない場合も少なくありません。 ボーナスはあくまで「賞与」ですので、働いたことに対する報酬としての支払い義務はありません。これが毎月もらう給与と大きく違うところです。 でしたら、その支給額に一喜一憂することなく、最初からないものとして取り扱ってみてはいかがでしょうか? そうするとボーナスの支給額は丸々貯蓄額へと変化します。ここで貯金に回せるかどうかが踏ん張りどころですので、誘惑に負けず丸ごと定期預金に預けるくらいの心持ちで貯めてみましょう。 なお貯金に充てる場合は、通常振り込まれる口座とは別のところにするのがよいかもしれません。生活費の口座へ入れっぱなしにしておくと、今月は余裕があると勘違いしてついつい使い過ぎてしまうかもしれないためです。

■さまざまな「ボーナス払い」をやめる

上述のとおり、今後ボーナスは縮小されたり、あるいは最悪支給されない可能性も否定はできません。 あてにしていたボーナスが支給されないと、もろもろのボーナス払いをすでに設定していた人にとっては大きな痛手になることでしょう。 そういったことを教訓にして、クレジットカードや各種ローンのボーナス払いは、今後一切やめておくことをおすすめします。 こうすればボーナスが減額になっても慌てることはありませんし、何よりそのまま貯蓄に充てることができます。 ボーナスは「おまけ」と割り切って考えておくことが肝心といえるでしょう。

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