2019.05.19
もしものときに役立つのが生命保険ですが、必要性があることは分かっていても、保険の営業マンに話を聞くとしつこく勧誘されそうなので、つい敬遠してしまうものです。
強く押されると担当者のいわれるがままに契約してしまいそうなので、何とか顔を合わさないように努力している人も多いことでしょう。
実際に保険の営業をしつこいと感じている人は多く、どのように断れば良いか困っている人も少なくありません。そこで保険の上手な断り方について、いろいろご紹介します。
■どうして保険の営業はしつこいの?
保険会社には営業マンごとにノルマが課せられているため、何とか契約を獲得しようと何度もお客様の元へ営業をかけています。
ノルマが達成できない場合は、ダイレクトに給料に反映するだけでなく、会社によっては解雇されてしまうこともありますので、営業マンは契約をとろうと必死になっています。そのため、結果として営業がしつこくなってしまうのですね。
もちろん中には、しつこくない営業マンも存在しています。営業成績の良い営業マンや、スマートな営業スタイルをモットーにしている営業マンもいることでしょう。
保険会社に限りませんが、営業は断られることが仕事の始まりともいいます。断られたからといってそこであきらめてしまうと、その後の契約につながりません。
また、最初はきつめに断られていても、契約後は良好な関係を築けることも少なくありません。
こうした経験から、保険の営業マンはお客様に断られてもくじけず、何度も何度もアプローチをかけてきますが、本当に加入する気がない人からすると迷惑以外の何者でもありませんよね。
■せっかく加入したのに担当者がいなくなることも
あまりにもしつこいから、または保険の必要性を感じて契約した場合でも、担当していた営業マンが退職したり異動することもあります。特に保険会社では多いようですね。
保険に加入する場合、営業マンの人柄なども加入の決め手にしている人も多いと思いますが、担当が変わるとお互いの信頼性も低くなり、良好な関係を保てないこともあります。
新人営業マンが一生懸命だったから、何度も足を運んでくれたからということを理由に保険に加入する人もいますが、長期的に担当してほしいと思うなら、勤続年数が長い営業マンと契約したほうが良いかもしれませんね。
■保険勧誘の上手な断り方
定期的に会社に訪れる営業マンの場合、頻繁に顔を合わすので、あまりむげにできないと感じている人も多いことでしょう。なるべく波風の立たないように上手に断るには、どのような理由を伝えれば良いのでしょう。
・親族、または友人が勤めている保険に加入している
保険の勧誘をされたとき、すかさずひと言「親族の保険に加入している」と伝えましょう。これだけで撃沈する営業マンは多いです。
それでも負けじとどこの保険会社なのか、どんな保険商品なのか聞いてきた場合は、親族に任せているから、あまり内容は把握していないと伝えれば良いでしょう。会社名は覚えていない、または個人情報だからといえば、それ以上聞いてくることもありません。
また、家族だけでなく親戚一同でそこの保険に加入しているので、親が全て把握していると伝えれば、それ以上踏み込んでくることはないでしょう。
・貯蓄型の保険に加入している
終身保険や養老保険など、貯蓄性の高い保険に加入している場合、途中解約をすすめる営業マンはそれほどいません。
自分のノルマばかり考えている営業マンだと、しつこく勧誘してくることもありますが、ある程度年齢を重ねているなら、バブル期に加入したお宝保険だからと伝えれば、それ以上はすすめないと思われます。
お宝保険とはバブル期に販売されていた高利率の保険なので、現在の保険商品ではとてもじゃありませんが、代わりになる商品は紹介できません。
・持病をもっている
一般的な保険商品の場合、持病をもっていると加入できないことが多いので、持病があると伝えると、それ以上勧誘しなくなる営業マンが多いようです。
しかし、持病があっても加入できる引受基準緩和型保険を取り扱っている場合、そちらをすすめてくる可能性もあるので要注意です。
しつこく病気のことを聞いてきた場合は、プライベートなことだからこれ以上話したくないと暗い顔をしてみましょう。
・保険ショップで相談している
自社の保険しか取り扱っていない営業マンの場合、いろいろな保険会社の商品を比較したいから、保険ショップで相談したいと伝えれば良いでしょう。
もしそれでも自社の保険をすすめてきた場合、他社の同様の保険商品について説明してくれるよう求めましょう。
答えられない営業マンがほとんどなので、他社との商品と比較検討してから考えると伝えればOKです。
■まとめ
保険の上手な断り方について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。頻繁にやってくる営業マンだと断りづらくなってしまうことも多いかもしれませんが、紹介したような断り方をすれば、それ以上勧誘してくることはないと思われます。
紹介した以外にも、妻や夫に決定権があるなどと伝えればあきらめてくれる営業マンも多いと思いますので、困ったときはパートナーの名前を出してみるのも良いでしょう。