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親子ローンってどうなの?メリットと注意点を解説

マネー

2019.09.02

夢のマイホーム。「子どもが小学校に入る前にマイホームがほしいなあ」「リビングを見渡せるキッチンがほしいなあ」「親と一緒に住めたら」などと考えるのではないでしょうか。その一方で、マイホームがほしいけれど返済負担を減らしたい、借入額を増やして二世帯が満足して住める家にしたいという方に、近年注目の親子ローンについて、子の立場からメリットと注意点をご紹介します。


〇親子ローンとは

親子ローンとは、1つの物件に対するローンを、親と子で返済していくローンのこと。借り入れ当初は親が返済し、その後、子が引き継ぐというリレー形式で返済していく『親子リレーローン』と、借り入れ当初から親子で返済していく『親子ペアローン』があります。取扱金融機関によって商品名が異なったり、商品内容に若干の違いも見られたりしますが、いずれにしても親子で返済することがポイントです。

親子ローンは、親子が返済義務を負う債務者となることは分かりました。しかし、親が払えなくなった時点で、子が債務者になる手続きをとればよいと思いませんか?

そのようにしない理由の1つに、住宅ローンの債務者は簡単に変更できないという点があげられます。住宅ローン契約の過程を考えてみましょう。必ず、審査がありますね。住宅ローンの審査では、債務者の返済能力を確認しています。これにより保証会社が引き受けに要する保証料や返済条件が決められていますので、債務者が変更になれば審査もやり直さなければならなくなります。その結果、残念ながら返済の意思があっても、子が親のローン返済を引き継げないということも出てきてしまうのです。

では、親子ローンがどのような場合に利用できるのでしょうか。一般的な住宅ローンと異なる部分をピックアップしました。

・資金の使い道:現在もしくは将来同居予定の建物・住宅用地の購入
・団体信用生命保険:加入が必須となっている場合、親子ペアローンは親子が、親子リレーローンはどちらかの加入が必要となる
・利用できる人:現在もしくは将来、同居の親と子(実子または養子)または子の配偶者
※金融機関や商品によって、異なる場合があります。

親子ローンの利用にあたっては、返済だけでなくどのように暮らしていくか、親子の意思統一が大切です。

 

 


〇親子ローンを組む子どものメリットとは

各金融機関や各種メディアで取り上げられている親子ローンは、親のメリットに焦点が当てられていることが多くあります。住宅ローンの完済年齢は80歳に設定されていることが多く、親が高齢になればなるほど返済期間が短くなり、毎月の返済額が高額になってしまいます。持病があると団体信用生命保険(以下、団信)に入れないケースもあります。そんな親にとって、親子ローンはメリットが多いものなのでしょう。では、子にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

・当面の負担が少なく新築に住むことができる

親子リレーローンの場合、初めは親が返済するため、子は住居費用を負担することなく新築に住むこともできます。若いうちの低収入を乗り切る手段にもなりますね。

・自身の収入以上の家を購入できる

親子ペアローンは、親と子でそれぞれローンを組みます。そのため、自身の年収だけでは2,000万円の借り入れが限度の場合でも、親が1,500万円の借り入れが可能であれば、総計3,500万円の親子ペアローンが組めると考えられます。親との同居となると、台所は2カ所ほしい、車も2台以上とめられる所がいい、部屋がたくさんほしいなど求めるものも多くなる分、借り入れ希望額が上がりますので、親子でローンが組めるといいですね。

・返済の負担を抑えられる

子の世代には、子どもの教育費や介護など今後まだまだ負担があります。購入する家のローンを親にも負担してもらうことで、返済額を抑え将来に向けてお金を貯蓄に回すことができるようになります。

・親との同居計画を前進させられる

親との同居を希望しているのになかなか親の決意が固まらない場合、同居が借り入れ条件になっている親子ローンを提案することで、同居に向けて話を進められる可能性があります。

 

 


〇親子ローン契約で気をつけたいポイント

親子ローン契約時は、親も子もローン審査を受けます。時折、どちらか一方の審査が通らず予定していた家を購入できなかったという話も聞きます。また、どちらかが団信に加入できず、希望するローンを組めないこともあります。

親子ローンは、親も子も債務者となりますので完済まで新たに住宅ローンが組めないことも覚えておきましょう。例えば、長期でローンを組んだ場合、子の子どもも家を持つ年齢になる可能性があります。そんなときも、子は親として自分の子のローンを負担できなくなるのです。そのため、契約前に将来のいろいろな可能性をふまえて考えることが大切です。

親子ローンは、現在もしくは将来、「同居すること」が条件となっています。そのため、親子の意思疎通が非常に重要です。将来的に同居したいと考えている方は、「いつか同居したい」と漠然と考えるのではなく、「子どもが入学したら」「親が定年になったら」など、具体的に考えておくことをおすすめします。


〇まとめ

親子ローンならではの注意点はありますが、親と子で返済していく親子ローンは、親子で真剣に将来を考えるきっかけになります。同居を見据えてマイホーム購入を検討している方、ぜひ、親子ローンを検討してみてはいかがでしょうか。

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