2019.04.10
家計簿はきちんとつけているでしょうか。きちんとつけている人はずっとつけていると思います。ですが、一度はつけてみようとしたけれど、うまく生かせなかったり、面倒くさくなったりしてやめてしまったという人も多いのではないでしょうか。
家計簿をつける意味がわからないという人もいるかもしれませんが、家計簿は節約を行う上でとても大切になるのです。どうすれば家計簿をうまくつけられるようになるのでしょうか。
■家計簿をつける意味
まず、家計簿というのはその家庭での収入と支出を記録した帳簿のことです。その月に収入がいくらあって、何にいくら使ったかを記録するものです。
ですから、家計簿を見れば、その月は収入の範囲で生活できたのかどうかが一目でわかるようになります。これがお金の流れで、キャッシュフローといいます。
家計簿のつけかたは様々ですが、月単位でつけると管理しやすくなります。週給であれば週単位にするといったように、収入のタイミングに合わせるのがよいでしょう。
その月の収入に対して支出が多ければ、預貯金を切り崩すことになりますし、支出が少なければ、その残高が預貯金ができるということになります。
確実に預貯金をする場合は、収入があればすぐに預貯金として計上し、支出の扱いにしておくといいでしょう。
ですから、家計簿をつけることでキャッシュフローが把握できることになります。そのキャッシュフローが把握できることで、支出の中の見直しができるようになるということです。
無駄遣いがあれば、どれだけ無駄遣いをしているかというのを把握できるので、無駄遣いをやめるきっかけにもなるのではないでしょうか。
■家計簿で家計の無駄をなくす
家計簿をつけることで、毎月何にいくら使っているのかが分かります。その中で節約をしようと考えているのであれば、まず固定費の見直しが大切です。
固定費であれば、節約ができれば毎月のことなので、年単位で考えればかなり大きな金額になってきます。
まずは住居費を考えて見ましょう。住宅ローンの毎月の返済があるのであれば、借り換えも検討してみましょう。
良いタイミングで借り換えができれば、かなり節約ができることになります。賃貸であれば、引越しを考えてみてもいいかもしれません。
また、スマホなどは、キャリアを変えることで通信費を抑えることもできますよね。もちろん、保険に関しても同じような補償内容で毎月の保険料を抑えることも可能ですから、みなおしも考えましょう。
このように節約可能な箇所は多くあるのですが、家計簿をつけることによって具体的な金額として把握できるので、いろいろと考え直しやすくなるのです。
■項目は細かく分けてつける
家計簿をつける際には、食費といったように大きな項目でまとめてつけることもあるでしょう。ですが、細かくつけなければそこから改善するというのは難しくなります。
大きな項目として食費があります。ですが、その中には、食事をつくるための材料費もあれば、外食の費用であったり、惣菜やお弁当といったものもあるのです。
食材でも本当に必要なものもあればぜいたく品もありますよね。こういった項目を細かくつけることができれば、食費に対してのお金の使い方を改善することができるのです。
あまりにも外食の費用が多いようであれば、外食を控えるといったことも考えられますよね。
日用品に関しても同じことがいえます。生活必需品もあれば、安かったからつい買ってしまった、便利そうだから買ってしまったというものもあります。
生活必需品の場合、買わなければなりませんが、便利グッズなどは特になくても生活はできるのです。
家計簿をつけ始めてしばらくすると、だいたい何にどれぐらい必要かというのが分かってきますよね。その中で必要な分を予算として考えるようになれば、行動が変化し、無駄なお金を使わなくなってくるのです。
■家計簿を継続してつけられるようになるには
家計簿は継続してこそ意味があるのですが、始めるのは簡単でも継続するのは意外と難しいのかもしれません。
例えば家計簿をつけていて、収支が合わないといったこともあるでしょう。また、項目が多すぎてつけるのが面倒ということもあるかもしれません。
ですが、収支が合わなくてもそれほど気にする必要はありません。銀行の場合、1円単位まで合わせますが、家計簿はそこまで厳密ではありません。
合わせることが目的ではないのです。目的は、無駄を省いて貯蓄に回すということなのです。
項目が多すぎるという場合も、そこまで細かく分類する必要もありません。細かい明細は必要なく、こちらも無駄を省くためのものですから、大まかに何にいくら使っているかが分かればいいのです。
■まとめ
家計簿は企業の帳簿と同じです。企業が利益を出すには、様々な帳簿をつけますよね。そのなかの現金出納帳といったあたりが、家庭における家計簿の役割です。もちろん、そこまで厳密なものは求められません。
何にいくら使っているかが分かればよいので、気軽に考えてみてください。スマホのアプリでも用意されているので、節約ゲームみたいな感覚で付き合うのがいいかもしれません。