2019.02.27
贅沢をしているつもりはないけれど、なぜか毎月赤字が出てしまう我が家…。このような悩みを何とか解決したいと思っている人は多いですが、どこから手をつければ良いのか分からないという人も少なくありません。
家計を赤字から黒字に転換させるには、どこを見直せば良いのでしょう。そこで家計をどのように見直せば貯金できるようになるのか、その方法について紹介します。
■家計の現状を把握する
家計が赤字になってしまう家庭は、自分の家の家計を把握していないことが考えられます。
赤字をすぐにでも改善したいなら、まずは家庭の支出を全て把握しなくてはなりません。
家計を把握する方法としては、家計簿をつけるのが一番です。月々の支出や年間支出までが把握できるようになりますので、すぐにでも家計簿をつけるようにしましょう。
家計簿をつけるようになると、ムダな出費があることに気付くようになります。また、支出別で計算すると、どこに一番お金を使っているのかも見えてきます。
たとえば毎月決まっている支払いが多い場合は、固定費の支出が多いことに気付きます。固定費は住宅ローンや自動車ローン、電気代やガス、水道といった光熱費、通信費や電話代、毎月の保険料や学費などの教育費といったものが含まれます。
毎月の食費が高い場合は、変動費の支出が多いことになります。食費や日用品代、交際費などが含まれるのが変動費です。イベントなどが多いと支出が増える費用です。
高額な支払いが多い場合は、特別費の支出が多いことが考えられます。特別費は固定資産税や車の保険、車検代や年払いの保険料、家電や旅行などといった、毎月定期的ではないけれど年に数度発生する費用になります。
どこに多く支出が発生しているかを見極めれば、節約できる費目を絞ることができます。
固定費の支出が多いなら、ムダに契約しているものはないか、現在契約している内容を見直すなど、対処法が見えてきます。
現状の家計を見直すことで、赤字の原因や節約すべき費目が浮き上がりますので、まずは家計簿をつけて家計の現状を把握しましょう。
■実績を元に予算を決める
家計簿を続けているとこれまでの支出の実績が判明しますので、それを元に家計の予算をたてるようにします。
1年間続けているなら翌年の予算を、数ヶ月単位なら翌月の予算を組むようにすると、赤字体質も少しずつ改善されます。
何とか貯金を増やしたいと思い何となく予算を組んでみても、予算通りに進むことはまずありません。節約すべき点が分かっていないと、結局支出を抑えられないので、いつまでたっても貯金が増えることはありません。
予算を組んだとしてもその通りに抑えられることはありませんが、支出をなるべく抑えることは可能です。
予算を組んでいれば、その範囲内でやりくりするように習慣づいてきますので、必ず毎月の予算と年間予算を組むようにしましょう。
■家計の改善は固定費から
家計の中でも見直すのが面倒な固定費ですが、一度見直すと大きく節約できるので、必ず見直すようにしましょう。
・住居費
固定費の中でもっとも大きくウェイトを占めているのが住居費です。持家でも賃貸でも家計に占める割合が高いので、見直すことができれば大きな節約に役立ちます。
住居費は収入の3割程度までが理想とされていますが、実際に3割もの費用を住居費に充てると、貯蓄まで手が回らない場合も多いようです。
給与が30万円とすれば9万円の家賃が妥当になります。しかし30万円の給与から社会保険料などが控除されるので、実際の手取りは約23万円程度になるので、9万円の家賃は高すぎることが分かります。
住居費は手取りの2割から3割程度までにしておくと、生活にも余裕が出て貯蓄にもお金を回せるようになります。
手取りで考えて今の住居費の割合が適正なのか計算してみて、オーバーしているようなら引越しを考えてみると節約につながることでしょう。
持ち家の場合、住宅ローンの借り換えをしてみると返済額を大きく節約することができます。
・保険料
生命保険や医療保険に加入している場合、一度加入してから見直しをしない人も少なくありません。保険は毎年のように新しい商品が登場しており、保障の高い保険がこれまでよりも安い料金で販売されています。
保険の見直しをしないと古い保障内容のまま高額な料金を支払い続けることになるので、2、3年に一度は必ず見直すようにしましょう。
・通信費
固定費の中で支出の割合が高いのが通信費です。携帯電話やインターネット回線などの支払いを合わせると、家族で毎月数万円かかってしまう場合もあるようです。
インターネット回線や携帯電話のセット割を利用している人も多いですが、それでも最低1万円以上かかっている家庭は多いことでしょう。
大手キャリアの携帯電話は最近でこそ格安プランを打ち出していますが、それでもまだまだ料金が高いのが現状です。
MVNOの格安SIMを利用してみると携帯電話代をかなり節約できますので、検討してみるのもおススメです。
■まとめ
家計を見直すなら、まずは固定費を見直してみるようにしましょう。毎月節約できることになりますので、年間でかなりの額を節約できます。その分だけ貯蓄に回すようにすれば、赤字生活から回復できるのではないでしょうか。