2019.02.15
貯金ができる家庭と貯金ができない家庭があるのをご存知でしょうか。老後のためにもまとまったお金は貯めておきたいですよね。
お金が貯まる家庭・貯まらない家庭の特徴を見て、貯金が苦手な人は貯金しにくい理由を把握し、改善方法にチャレンジしてみましょう。
■貯金ができない家庭の特徴
お金が貯まらない家庭にはいくつかの特徴があるようです。
代表的なものは、給料が少ないという特徴です。
サラリーマンは収入=給料ということになりますが、世の中のサラリーマンの平均年収を見てみると興味深いです。
平成28年度の厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、20代の平均年収420万円、30代の平均年収482万円、40代の平均年収612万円、50代の平均年収673万円、60代の平均年収445万円となっています。
ご自身の年収と照らし合わせて平均よりも上なのか下なのかを確認しておきましょう。
給料が少ないとゆとりが生まれにくくなります。給料を上げる努力をしてもよいのですが、支出を減らすのが大事なポイントかもしれません。
浪費癖がある家庭も貯金ができないでしょう。
ゆとりがあるとすぐに欲しいものに使ってしまうような場合は要注意です。今必要でないものは買わないようにすると無駄遣いがなくなっていきますよ。
お子さんの多い家庭もお金が貯まりにくい傾向があるようです。
人数が多い分、支出が増えるのは仕方のないことです。将来的には人数分の学費についても考えていかなければいけません。
また、食費が高い家庭もお金が貯まりにくいです。一般的に家計に占める理想的な食費の割合は全体に対して15%程度だと言われています。それよりも高いようだと食費が多めということです。
そのほかにも貯金ができない家庭には、子どもの学費やお小遣い代に使う金額が多い、家賃などで住宅にお金を掛かり過ぎている、コンビニのお菓子など細かい出費を重ねてしまう、高年収でも高級志向であるなどといった特徴があります。
お金は使えば使うだけ出て行ってしまいますので貯金をしたいなら貯めるように努力をしなければなりませんね。
■お金が貯まる家庭の特徴
お金が貯まる家庭にも同様にいくつかの特徴があります。
お金が貯まる家庭は極力、貯金を下ろさないようにしているようです。せっかく貯金をしていても降ろしてしまっては意味がないからです。
現在どのくらいお金があるのかを確認するためにまめに通帳記入をする、クレジットカードの明細を見るといった特徴もお金が貯まる家庭にはあるようです。なんとなく出て行ってしまう使途不明金があると家計にとってはマイナスです。
何に使っているかわからないお金を減らすとお金が貯まる家庭になりますよ。
一度お金を貯めるプロセスをシステム化すると後は自然とたまりやすいといいます。大学進学の為に子どもが18歳になるまで学習費の300万円を貯めたいと決めたら5歳から毎月2万円ずつ貯金をするなどの努力をするとそれが習慣になっていきます。
共働きの家庭では夫と妻で役割分担することも大切です。妻は学習費を貯金し、夫は住宅ローンの返済のための貯金をするといったふうです。そうするとお金が貯まりやすいのだとか。
また貯金をするべきタイミングをよくわかっています。子どもがまだ小学生ならこれから受験対策などでかかってくる塾代がまだ必要ありません。子どもが小学生の時期を貯めどきだと先読みすればいいペースで貯金できるでしょう。
お金が貯まる家庭の特徴として、家計簿アプリを使っていることが多いようです。
近頃の家計簿アプリはクレジットカードや預金口座と連動させることができます。それによりいくら引き出したか、いくら貯金したかなどが一目でわかるようになっているそうです。夫婦間で共有すれば貯金に対する意識が高まるのではないでしょうか。
■改善方法は?
このようにお金が貯まりやすい家庭では計画的に行動をしていることがわかりました。
さらに家庭の収入と支出について敏感で、家計簿もつけているということが判明しましたね。
お金が貯まらない家庭が状況を改善しようと思ったらお金が貯まる家庭の模倣をしてみることをおすすめします。