■2人以上の世帯の場合は?

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2人世帯の食費は、約65,000円となっています。これは一人暮らしに比べると1.5倍程度となっています。単純に一人ぐらいの2倍というわけではなく、家庭で2人分の食事を作るため食費はそれほどかからないということになります。 もちろん家族が増えるほど食費は増加しますが、一人当たりの食費で考えれば減少するのです。 収入の平均は約38万円、食費の割合は約17%で、一人暮らしと比べると少しだけ上回っている程度なのでそれほど大きな違いがあるわけではなさそうです。 2人世帯の場合も一人暮らしと同じで、収入が高くなるほど食費の割合は減少し、外食の割合が増えていく傾向があります。これは家族構成に関係なく、収入と食費に関しての特徴ということになりそうです。 エンゲル係数に関しては、年収500万円あたりから低下してします。これは収入が多くなるほど食費ではなく、そのほかのことにお金をかけているという傾向があるということになります。お金に余裕ができて、趣味やいろいろなものにお金をかけているということではないでしょうか。 3人以上の世帯になると、収入に対する食費の割合は増加していく傾向にあります。1人当たりの食費に関しては人数が増えるほど下がっていくのですが、全体的な食費はどうしてもかかってしまいます。 また、3人以上になっても収入はそれほど大きくは変わらないため、食費の割合が増加してしまうのです。世帯の人数が増えるほど、外食の割合が減っているというのが特徴となっているようです。 人数が多くなると、外食費もかなり高くなってしまうため、なかなか外食には行きにくいということのようですね。