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ややこしさで何かと話題の「軽減税率」これってどうなの?クイズ13問

マネー

2018.10.24

2019年10月から消費税が10%に引き上げられまるのに伴い、「軽減税率」が導入されることになりましたが…どういうものなのか、ご存知ですか?

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軽減税率とは、消費税増税の負担感を減らすために、「飲食料品と新聞については消費税率をこれまでの8%に据え置く」というもの。ところが「どんな飲食料品に、どのような状況で適用されるのか」がとてもわかりにくいと話題になっています。迷ってしまいがちなケースについて、クイズ形式でまとめました。さて、何問正解できるでしょうか?

大前提は「飲食料品は8%に据え置き」

軽減税率は「飲食料品」や「新聞」に適用されますが、毎日の買い物で影響の大きい飲食料品については、どんな商品が該当するのでしょうか? 国税庁の消費税軽減税率制度対策室がまとめた「消費税の軽減税率制度に関するQ&A」によれば、軽減税率の対象品目である「飲食料品」とは、「食品表示法に規定する食品」のことを指します。これをヒントに、さっそくクイズに挑戦してみましょう。

 

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Q1.次の飲料のうち、軽減税率が適用されないのはどれ?
❶牛乳 ❷オレンジジュース ❸ビール 

A.❸ビール
酒税法に規定する酒類(ビール、ウイスキー、ビール、発泡酒など)には、軽減税率は適用されず、消費税は10%になります。ノンアルコールビールや甘酒(アルコール分一度未満)は酒類ではないので、8%。

 

Q2.「みりん」と「みりん風調味料」消費税率10%なのは?
❶みりんは10% ❷みりん風調味料は10% ❸両方とも10

A.❶みりんは10%
「みりん」は酒類に該当するので10%に。また「料理酒」も、酒類に該当するものは10%。8%になるのは「みりん風調味料」と「アルコール分が一度未満のもの」に限ります。

Q3.ペットフードには軽減税率は適用される?
❶適用される(8%) ❷適用されない(10%)

A.❷適用されない(10%)
軽減税率が適用されるのは「人が食べたり、飲んだりするもの」のみ。

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Q4.ミネラルウォーターや氷の税率は?
❶ミネラルウォーターは8% ❷氷は8% ❸両方とも8

A.❸両方とも8%
ミネラルウォーターも氷も「食品表示法に規定する食品」に該当。ただしドライアイスは「食品」ではないので10%。

 

Q5.栄養ドリンクはどっち?
❶栄養ドリンク(医薬部外品)は10% ❷栄養ドリンク(医薬部外品でないもの)は10% ❸両方とも10

A.❶栄養ドリンク(医薬部外品)は10%
「医薬品部外品」の他、「医薬品」「再生医療等製品」は「食品」に該当しません。

 

Q6.特定保健用食品(トクホ)や栄養機能食品はどうなる?
❶特定保健用食品(トクホ)は8% ❷栄養機能食品は8% ❸両方とも8

A.❸両方とも8%
ともに「食品」に該当。また、いわゆる健康食品、美容食品も「医薬品等」に該当しないものであれば8%に。

「外食」には適用されない…ではこの場合は?

軽減税率が適用される食品をスーパーやコンビニなどで購入する場合には、「飲食料品の譲渡」にあたるので消費税は8%になり、「飲食させる役務の提供」を行う外食は10%になります。さあ続けて、以下のクイズに挑戦!

 

Q7.定食屋などの食堂は10%ですが、社員食堂や学生食堂は何%?
❶社員食堂は10% ❷両方とも8% ❸両方とも10

A.❸両方とも10%
対象が社員や職員、学生であっても「飲食させる役務の提供」には変わりないので10%。学生食堂は学校給食にはあたりません。

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Q8.「出張料理やケータリング」と「そばなどの出前やピザなどの宅配」はどうなる?
❶出張料理やケータリングは8% ❷出前や宅配は8% ❸両方とも10

A.❷出前や宅配は8%
出前や宅配は、単に飲食料品を届けるだけなので「飲食料品の譲渡」にあたり8%。出張料理やケータリングは、相手方が指定した場所で調理や給仕などを行うので、「飲食させる役務の提供」にあたり10%。

Q9.次の3つの「持ち帰り」のうち、消費税率10%になるものはどれ?
❶コンビニ弁当の持ち帰り ❷ファーストフードのテイクアウト ❸飲食店の食べ残しの持ち帰り

A.❸飲食店の食べ残しの持ち帰り
その場で飲食するために提供されたものなので、たとえ残して持ち帰っても「飲食物の譲渡」にはならず10%。コンビニとファーストフードの持ち帰りは、厳密にいえば「客が持ち帰るかどうかの意思確認」が必要になるようです。

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Q10.ネット通販で買った飲食料品の消費税率は?
10% ❷8

A.❷8%
ネット通販で購入した商品は、該当する「飲食料品」なら8%になります。さらにこの場合、送料が「別途」なら送料のみ10%。

 

Q11.「カタログギフト」を購入する場合の税率は?
❶「飲食料品のみのカタログ」なら8% ❷「飲食料品」も「それ以外の商品」も「両方混在」も10

A.❷「飲食料品」も「それ以外の商品」も「両方混在」も10%
カタログギフトは「商品の贈答を代行する役務の提供」に当たり、「飲食料品の譲渡」に該当しないため10%となります。

Q12.自動販売機のジュースやパン、お菓子の税率は?
10% ❷8

A.❷8%
自動販売機での購入は「飲食料品の譲渡」に該当します。

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Q13.いちご狩りやぶどう狩りの入園料の税率は?
10% ❷8

A.❶10%
入園料は「飲食させる役務の提供」だから10%。収穫した果物を、その場で食べずに買い上げる場合は8%。潮干狩りや釣り堀等についても同様です。

 

以上、「軽減税率クイズ」いかがだったでしょうか? 判断が難しいものも多く、知れば知るほどモヤモヤが募りますが、それでも2%の差は大きいもの。しっかり知識をつけて、消費増税スタートに備えましょう!

ライター:小中島 浩昭
出版社の編集者を経て、フリーのマネーライターに。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ。手間をかけずにお金を貯める方法を模索中。妻、高2、高1の年子、老犬の5人家族。

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