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「緊急事態宣言解除」で家計破たんに陥りやすい夫婦の傾向とは?

マネー

2021.03.26

いよいよ緊急事態宣言が全国的に解除されました。まだまだ油断できませんが、ちょっと開放的な気分になっている人も多いでしょう。「しかし、お金に関しては、ここからが要注意ですよ」と、家計再生コンサルタントの横山光昭さんは言います。

開放的な時ほど、夫婦の足並みは揃わなくなる

経済活動が徐々に再開することで、景気は回復に向かうと思われます。コロナ禍で、収入やボーナスが減っていったご家庭も、少し希望の光が見えてくるかもしれません。ただ、ここまでガマンしている分、パーッと使おう!というのはちょっと待ってください。

 

ファイナンシャルプランナーの観点から見ると、世の中が開放的になりつつあるときほど要注意。財布の紐がゆるんでしまい、気持ちよくお金を使ったら、「家計破たんを招く」家庭は多くなることが想像できるからです。

 

昨冬に始まったコロナ禍でも、すでに通われているお客様の継続的な家計相談を、オンラインで続けていました。相談に来るご夫婦は将来に対する危機感から、貯金や節約に対する意識を持っています。私たちがアドバイスしたこともしっかり実践することで、コロナ禍でも着実に貯金額を増やしていました。

 

少し余裕のある方には投資信託の積立投資の開始や増額をお勧めしたところ、株価が上がったことで、堅実に資産が増えました。コロナ禍という災いが、改めて家計を見直すきっかけになり、家計が正常化した家庭が多くあります。

 

景気が良くなったときほど油断して、「後先考えずに浪費して貯金ゼロ」という家庭は少なくありません。ご夫婦の片方が危機感を持っていても、一方が「まぁ、なんとかなるでしょ」と悪い意味で楽観的なままになりがち。だから、夫婦の足並みが揃わず、家計が良くなるどころか、どんどん悪くなることが多いのです。 

「浪費の予算」を決めれば家計崩壊しない!

緊急事態宣言が解除されたこれからのタイミングは、まさに気が緩み、夫婦の足並みが揃わなくなる時。せっかくコロナ禍で整えた家計が崩れてしまうのは、なんとももったいないことです。

 

このような理由から、緊急事態宣言明けの今こそ、家計を引き締める必要があります。そんなことを言っていたら、「ここまでガマンしてきたのだから、少しは使いたい」「ストレスがたまって仕方ない。何のためにお金を稼いでいるのかわからない」と言われてしまうでしょうか。

 

それはその通りで、人間、ときには浪費をしてガス抜きすることも必要です。そこで提案したいのは、「浪費への予算」を決めること。貯金の中から少し取り崩して、予算を設定し、その範囲内でパーッと使うのです。

 

たとえば「20万円までなら何をしてもいい」と設定したら、その金額内なら欲しかった服を買っても、ちょっと高級なグルメを楽しんでも良いとします。家族一人ずつ金額を設定しても良いでしょう。

 

このようにすれば、ガス抜きもできますし、正常化した家計が大きく崩れてしまうのを防げます。最も危険なのはクレジットカードでタガが外れたように買い物をしてしまうことです。すると、返済額にムリが生じ、一気に家計が崩れるので気をつけましょう。

監修/横山光昭 取材・構成/杉山直隆 イラスト/村林タカノブ

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