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共働きファミリーがお金で不安にならない最善策は?

マネー

2018.02.05

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CHANTO2月号で掲載した、「共働きファミリーのためのお金の教科書2018」。
今回は、その中で人気のFP2人に聞いた「共働きファミリーがお金で不安にならないために、できること」を抜粋して紹介します。

共働きファミリーなら、そのまま共働きを続けることが
間違いなく最善策です!


「保育料で自分の給料が消えて、働く意味がわからなくなる…」など、働くこととやりくりのバランスで、悩む人は多いはず。でも、今が踏んばりどき! 共働きを続ければ、待っているのは明るい未来だけなんです。FPの横山光昭さん、風呂内亜矢さんにその理由を聞きました。


共働きがいい理由①

2馬力で働くと
生涯賃金で2億円以上 の差が!

男性の平均的な生涯賃金(60歳まで)は2億5000万~2億8000万円。女性は1億9000万~2億4000万円程度とされています。
「こんなに多いの⁉ と思われるかもしれませんが、長く働けば、時短などで一時的に収入減の時期はあっても、トータルでこれくらい稼げます。夫婦のどちらかが仕事を辞めると、下手すれば2億円以上の機会損失に。2億円あれば教育費、住宅費、老後資金の3大出費もまかなえてしまうので、絶対的に家計がラクになりますね」(横山さん)

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生涯賃金はその人の最終学歴や勤務先の規模、勤務形態などによって多少異なる。が、40年前後コツコツ働き続ければ、億単位の収入を得られることは確実!


共働きがいい理由②

定年まで2人で働くと
もらえる年金が毎月8万円以上 ふやせる

夫婦ともに会社員・公務員なら、65歳以降2人分の厚生年金が受け取れるのも、共働きのメリット。
「1馬力だと、配偶者は原則国民年金しかもらえません。一方共働きは、現役時代の収入で金額は変わるものの、平均的には2人分の厚生年金で1馬力世帯より毎月3万円以上も収入がふえることに。将来の年金削減が不安視されていますが、これならとりあえず生活が困窮する可能性は低くなります。安定した年金が見込めると、用意する老後資金も少なくてすむので、気分的にも負担が減るのでは」(横山さん)

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厚生年金は勤務先が保険料を半分負担してくれ、老後の年金が充実する制度。将来を考えると、夫婦ともに会社員なら、2人ともなるべく長く厚生年金に加入し続けるのがベター。


共働きがいい理由③

仮に夫が働けなくなっても
妻の収入で家計を支えるリスクヘッジ になる

「よくいわれる話ですが、人間誰しも、急に病気やケガなどで長期間働けなくなることはあります。そんなとき1馬力だと、会社の健保組合などから補助は出るにしても、すぐに大赤字になって家計がまわらなくなるかもしれません。特に、住宅ローンを抱えている家庭は、リスクが高いといえます」(風呂内さん)
その点、共働きの家庭であれば、もし夫婦どちらかが倒れた場合、収入が減ったとしても、途絶えることはありません。大きなリスクヘッジになっていると言えるのです!

 


共働きがいい理由④

住宅ローン減税、ふるさと納税…
税制優遇をダブル で受け取れる

政府は家を買った人の所得税と住民税を優遇している(=住宅ローン減税)。
「この住宅ローン減税は、夫婦どちらか1人の名義でローンを組んで利用すると、減税枠が余りがちです。共働きなら夫婦それぞれの名義、あるいは連帯債務で住宅ローンを組めるので、夫婦それぞれで減税の申告ができて、トクできる場合も多いのです」(風呂内さん)
また、ふるさと納税も、専業主婦は節税メリットがなく、共働きにとってよりおトクな制度と言えます。

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上図は目安。これで豚肉4㎏もお米20㎏もかに2㎏も、全部丸ごと自己負担額2000円でもらえてしまう。会社員の場合、確定申告いらずで控除を受けられることが多く、活用しないとソン! 全額控除となる寄付金の上限は、家族構成などによっても変化するので、確認しながら最大限利用したい。


共働きがいい理由⑤

配偶者控除・配偶者特別控除が
見直されてパートでより長時間働けるように

従来は夫婦どちらかが年収103万~141万円以内なら、世帯主に配偶者控除や配偶者特別控除(配偶者がいる人の税金を優遇する仕組み)が適用されていました。
「ですが2018年から制度変更で、配偶者の年収103万~201万円までなら配偶者特別控除の対象に。年収150万円以上になると段階的に控除額が減りますが、これまでより長時間働きやすくなったのは事実です」(風呂内さん)
ただ、世帯主の所得制限も新設され、年収1120万円以上だと控除が減るかゼロになるので注意。

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解説してくれたのは

横山光昭さん

FP、家計再生コンサルタント。近著「はじめての人のための3000円投資生活」(アスコム)が大ヒット。

 

風呂内亜矢さん

FP。雑誌やテレビ、新聞などで活躍中。近著に「図解でわかる! 投資信託」(秀和システム)がある。

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