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共働き家計の「お小遣い」削減するなら納得感の高い〝おまとめ方式〟で!!

マネー

2019.08.23

お互いに収入があると、あやふやになりがちなのが「お小遣い」。自分がいくら使っているのかがわからない、という人も多いようで…とはいっても、大人のお小遣いの考え方はなかなか難しい! 夫婦ともに公平でどちらからも文句が出ず、家計費や貯蓄を圧迫しない方法をお教えします!

 

お話をうかがったのは 前野 彩(まえのあや)さん
FPオフィスwill代表。CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。個人の家計相談を中心にテレビや講演等、全国にて幅広く活躍ズボラで節約嫌い、家計簿嫌いを自認する本人が考案した、合理的で効果バツグンの家計管理が大好評。「本気で家計を変えたいあなたへ<第3版>」(日本経済新聞出版社)他、著書も多数。http://www.fp-will.jp/

本気で家計を変えたいあなたへ第3版_カバー
『本気で家計を変えたいあなたへ<第3版>』

 

iStock.com/Liia Galimzianova

「毎月の定額」はどう決めるのがいい?

 

「お小遣い」って、子どもならまだしも、いっぱしに働いている大人にはちょっと…と抵抗を感じる人もいるようですが、名前はどうあれ、ここでは「自由に使っていいお金=お小遣い」と定義づけしていきます。この「お小遣い」をしっかりと管理することは絶対必要なこと。

「額を決めず、なんとなく使っているのがいちばんダメ。定額制を導入しましょう」と前野さん。毎月大金を使うわけではないし、「たいして使っていないからいいじゃん」という声が聞こえてきそうですが「限度額」がわかっていなければ、その中におさめようという意識も工夫も生まれません。

「日々使うのはコンビニコーヒーの1杯100円と少額でも、1年間だと数万円の出費に。こうした〝ちょっとした金額〟を積み重ねていくと驚きの額になってしまいます」。 これらをすべて我慢するのがいいわけではありませんが、限度額が決まっていれば「買わなくてもいいもの」を気軽に買ってしまうことは防げます。

では、適正額はどんなふうに算出すればいいのでしょうか。「一度、お小遣いとして使ったお金を、簡単でいいから記録してみましょう。それで目安がわかります」。

レシートをとっておいたりスマホに記録したりするなど、どんな方法でもいいので1か月だけ頑張って、ひと月の「お小遣い」の出費を記録してみるのです。あまり無理すると破綻するので、最初はその金額に近い額からスタートし、家計費のバランスを見て調整してくのがいいでしょう。

妻のお小遣いを設定して「納得感」を保つ

 

iStock.com/Farknot_Architect

本来なら「お小遣い」は、夫婦ともに定額制にしたほうがいいのですが、夫に比べると妻のほうが「お小遣いを決めていない」というケースが多いようです。妻は日々の買い物や日用品費など、家計費の支出を担当することが多く、自分のお金と区別するのが難しいのが大きな原因でしょう。

とはいえ「自分だけのための出費がまったくゼロかといったら、そうではないですよね?」と前野さんは指摘します。友だちとランチに行ったり、本を買ったり、化粧品を買ったり…と、家計費とはまた違う出費が必ずあるはず。本来ならこれは、お小遣いの範囲内でする支出です。

「これが家計費と混じってしまうと、お小遣いとしていくら使っているかわからなくなってしまいます」。使ってないつもりでいながら、合計すると夫より多かった、なんてこともよくある話だそう。逆にお小遣いの額が決まっていれば、その範囲内で自由に堂々と使えます。

「家計を考えると自分のものなんて買えない」という不満も、「このくらいならいいでしょ」という甘えもなくなります。さらには「自由に使うお金があっていいわね」という夫に対する不平もなくなります。共働き家計ではこの「納得感」を保ちながら家計管理をするのが、大事なポイントです。

夫のお小遣い「争わずにうま~く削る」交渉術

 

iStock.com/narith_2527

「貯蓄をもう少し確保したい」「教育費が増えてきた」…そうなると削りたい支出として、夫のお小遣いに白羽の矢が立つことがあります。が、一度決めた額を引き下げることはなかなか大変。

「そんなときに効果的なのが『おまとめ方式』 です。たとえば夫のビール代は家計費から8000円出していて、お小遣いは別に3万円だとします。双方とも削るのは難しいので、ビール代含めて3万5000円にしてもらえないか、予算をまとめることを提案するのです。

「夫に渡す金額は増えますが、総額は3000円削れます。夫からすると裁量権が持て、ビールの量を調節すればお小遣いはその分増えるので、OKしやすいはず」。相手にも「納得感」を持ってもらい、気持ちよく協力を得るためには、こんな交渉術も効果的です。

 

ライター:のざわやすえ
出版社での編集を経てフリーに。ライター・エディター活動の一方で、主婦雑誌で培った知識をもとに「暮らし方アドバイザー」として、整理収納や家事タスクのアドバイスでも活動中。また、趣味のソーイングではオーダー業も。働きながら育てた一男一女は、この春から高2、高1に。

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