・健康状態に関する対策 しばしば住宅ローンの利用条件になるのが、団信への加入。団信とは、団体信用生命保険のこと。住宅ローンの債務者に万が一のことがあった場合、保険金でローン残高が弁済されます。団信加入がしばしば住宅ローン契約の条件となることもあり、団信に加入できる健康状態であるということが、住宅ローンを組むうえで重要になります。 団信を取り扱っているのは生命保険会社です。団信の加入にあたり健康状態の告知が必要で、今後返済できなくなる可能性があるような健康状態とみなされた場合、団信加入ができない可能性があります。住宅ローンは若いうちに組んだ方が良いと言われることがありますが、返済期間・完済年齢という視点だけでなく、健康状態という視点からも若いうちがおすすめです。 現在、健康状態が良好ならば、ぜひ、維持できるよう努力しましょう。暴飲暴食・睡眠不足・運動不足は、数々の病気の発症リスクを高めます。また、すでに持病がある方は、持病があっても入れる団信や、団信加入が住宅ローン要件になっていない商品がありますので、情報収集してみてください。 ・もしかして役に立つかもしれない対策 住宅ローン契約で重要なのは、契約者の返済能力。契約締結に何か不安材料があっても、それを超えるような好条件があれば住宅ローンを組める可能性があります。例えば、転職して勤務年数が短めでも、一生生活をするのに困らないような国家資格を持っていれば評価してもらえる可能性があります。基準が明確ではないため確約できませんが、個人の信用を高める努力をしておくのはおすすめです。 住宅ローンに関しては、「今から対策なんて面倒。いくつもの金融機関に依頼すれば、どこかは通るでしょ」という考えは危険です。住宅ローン契約に不安事項があった場合、ローン契約不可とならなくても、高額な保証料を請求される原因になることがあります。ちらっとでも住宅ローンを考えるならば、今から備えておきましょう。