2.各項目の節約方法を見てみよう

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1.から節約すべき項目が何かはわかりました。 では項目ごとに節約方法について見ていきましょう。 <食費> 生活費の中で食費が占める割合は、収入(手取り)の20%までに抑えるのが理想です。手取りが30万円なら6万円まで、40万円なら8万円までが目安です。 これを超えていた場合、食費にお金をかけすぎているということなので、節約ポイントにしましょう。 節約方法には、1.外食を減らす、2.料理を工夫する、の2つがあります。 家族4人で外食すると、1回当たり4~5000円程度かかりますよね。2週間に1度の外食で月約1万円、毎週の場合は約2万円が消えてしまいます。この外食を1回でも減らすと、目標1万円の半分をもうこれだけで達成できることになります。 外食は家族の楽しみだから減らしたくない、という人は、どうしても単価の高くなる夜ではなく、昼にすれば1回当たりの費用を抑えられ、内容的にもお得になります。 料理の工夫は、「節約料理」とインターネットで検索すれば、それこそ山のようにメニューが表示されるので、それを参考にすれば案外簡単にできます。節約料理は栄養的にも優れているものが多く、家族の健康にも貢献できるので、おすすめです。 <交通・通信費> 交通費は車の維持費、通信費は家族のスマホ代がメインなので、そこを減らして行きましょう。 例えば今人気のカーシェアを使えば、駐車場代、車検代などを浮かせることができます。スマホは家族で格安SIMに乗り換えれば半分以下の料金に抑えることができます。手続きは面倒くさいですが、食費よりも節約金額が大きくなる可能性が十分あります。 <教養娯楽費> 子どもの習い事の費用、ペット関連費、スポーツの用具代などがこれにあたります。 節約方法としては、子どもが小さなうちは、自治体の無料の体験教室や、おためし講座など、習い事の費用を抑えられるものを探してみて下さい。本も図書館から借りれば無料です。 また用具類はリサイクルショップやフリマアプリなどを使って安く手に入れることもできます。 <光熱費・水道代> 光熱費、つまり電気代やガス代ですが、これにも1.契約を変える、2.電化製品の使い方を変える、と2つの方法があります。 契約を変えるとは、契約している電力会社を変えてもいいですし、電力会社を変えなくても契約内容を見直してみるだけでOKです。 例えば契約アンペアを変える、電気料金プランを変えるだけでも電気代は下がる場合があります。自分の家の契約が最適なプランなのかどうかをチェックできる「エネチェンジ」というサイトがありますので、ぜひチェックしてみて下さい。 電化製品の使い方を変えるとは、こまめに電源を切る、待機電力を減らすためにコンセントを抜く、ガスの火力を控えめにするといった方法の他、古くなった電化製品(10年前~)を新しいものに変えるだけでも、年間1万円以上の節約になる場合があります。 水道代は、トイレの水を流すときは、極力大でなく小にする、お風呂の残り湯を洗濯に再利用するなどの方法があります。水流の勢いを抑えるシャワーヘッドなども売っているので、それを使うのも手です。シャワーのお湯や水道を出しっぱなしにしないよう、家族にも協力してもらって、この機会に子どもたちにエコの大切さを知ってもらいましょう。