■幼児教育・保育無償化で注意すべき事

未就学児のいる家庭にとっては、保育料が無料になるためとてもうれしいことのように感じますが、果たして手放しで喜んでしまっても良いのでしょうか。 油断していると思わぬところで落とし穴にはまってしまうなんていう可能性もあるので、十分注意が必要ですよね。 ではどういった点に注意しなければならないのでしょうか。 ・実費として徴収されている費用は無償化の対象外 必ず頭に入れておかなければならないのが、幼児教育・保育が無償化されるからといって、完全に0円で通わせることは出来ません。 あくまで幼稚園や保育園の利用料が無料となるだけであり、その他実費については今まで通り払う必要があります。 バス通園であればバス代、給食費、行事費、施設利用費などについては、対象外です。 ・保育士不足が懸念される 経済的な理由により今まで幼稚園や保育園に通えなかった子どもたちも、無償化になれば施設を利用することができるようになります。 そうすると、現時点でも保育士不足が問題となっていますが、利用する子どもの人数が増えることによって、さらに保育士が必要となります。


保育士不足が加速すれば、当然幼稚園や保育園の質の低下を招くことにもなりかねません。 そうしたことも頭の中に入れておきながら、子どもにとってよい保育や幼児教育のあり方をともに作っていく必要があると言えるでしょう。

■まとめ

2019年10月から始まる幼児教育・保育無償化。 無償化されるからと言ってむやみに喜ぶのではなく、メリットとデメリットをしっかりと把握しておく必要があります。 メリットだけではなくデメリットもあるということを頭に入れておき、後々「こんなはずでは」とならないよう注意しましょう。